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サッカー フットサル コラム 2019年10月15日

東京五輪決勝の前哨戦?U22日本代表が敵地でブラジルを破る!

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ミドルシュートが面白いように決まったのは、ブラジルの中盤での守備が緩かったから。前半の立ち上がりから、日本のMFやシャドーの選手が前を向いてボールを持てる場面が何度もあった。そのあたりをピッチ上で感じ取っていたからこそ、田中は積極的にシュートを狙う意識を持っていたのだろう。

田中は中盤でのパスさばきやミドルレンジでの正確なパスがうまい選手だったが、自らゴール前に飛び込んで行く姿勢がもっと欲しいと思っていたが、この日の2ゴールで何か目覚めたのではないだろうか。

いすれにしても、この日のブラジル戦はプレー強度が高く、ハイレベルな試合だった。日本代表としては全体として機能して結果も残したうえで、DF間のパス交換が狙われた場合にどう対処するかとか、ワントップまでパスをつなげるためにパスの精度とスピードを上げなければならないとか、課題もつかめた収穫の多い試合だった。

前回リオデジャネイロ・オリンピックで金メダルを獲得したブラジルは、当然、東響オリンピックでも優勝候補の一角(ただし、南米枠はたったの「2」なので出場権を得るのは簡単ではないだろうが)。2020年8月の決勝戦でも、両チームが顔を合わせる可能性もある。そのブラジルに日本の強さを印象付けられたのも、大きな財産になるのではないだろうか。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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