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サッカー フットサル コラム 2018年11月8日

引退を表明した川口能活。波乱万丈の経験を若い世代のGKに伝えてほしい

後藤健生コラム by 後藤 健生
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Jリーグでレギュラーの座をつかんだ代表でもアトランタ・オリンピック予選で正GKの座をつかみ、日本にとって28年ぶりのオリンピック出場を成し遂げ、そして本大会の初戦ではオーバーエイジを含めた最強のブラジル代表が放つシュートの雨をことごとく防いで「マイアミの奇跡」の立役者となり、すぐにA代表のGKの座をつかむ。そして、あの1997年のアジア最終予選の戦いで日本のゴールを守るという痺れるような経験をして、そして、98年に初めてワールドカップに出場した日本代表のゴールを守った。

その後も、日本人GKとして初めての海外挑戦を果たすなど、あらゆる意味で川口は時代を切り開いていくこととなる。

このコラムは、川口能活の選手としてのキャリアを振り返るのが目的ではない。Jリーグ入りしてから、あるいは代表入りしてからの経歴は多くの方がご存じだろうし、お調べいただければいい。僕が言いたいのは、こうした華々しい、そして険しい経験の数々を彼がしっかりと吸収、消化して、GKとしても、また人間としても成長していったということだ。

川口は、もともと反射神経の良い、シュートを止めるのがうまいGKだったが、キャリアを積み重ねるとともに、経験を糧にして守備範囲を広げ、またボールをキャッチしてから素早く展開する能力も上げて、最終的にはバランスの取れた総合的なGKとなっていった。

少年時代からスターとして扱われる中で慢心して、スターの座に胡坐をかいていたら、選手生命がこれほど長くなることはなかったであろう。

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