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サッカー フットサル コラム 2018年10月1日

日本代表監督の4年の任期は長すぎる?トルシエ監督の代表のピークは前年秋のイタリア戦

後藤健生コラム by 後藤 健生
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同じような現象は2014年ワールドカップを目指したアルベルト・ザッケローニ監督のチームにもあった。2013年のコンフェデレーションズカップでは連戦の強行日程の影響もあって敗退はしたものの、イタリアなどに善戦。秋のヨーロッパ遠征ではオランダに逆転勝利を収め、ベルギーと互角の撃ち合いを演じて見せた。だが、それをピークとして、それ以後はチーム内から雑音が漏れ出すようになり、コンディション調整にも失敗して、ワールドカップ本大会では1分2敗に終わってしまう。

日本代表は、過去6回のワールドカップで3度グループリーグ突破を果たしているが、そのうちの2度、2010年南アフリカ大会と2018年ロシア大会は、いずれも直前までまったく結果が出ず、惨敗を覚悟したような状況でのことだった。

2010年の場合は、親善試合で惨敗を繰り返し、大会直前に守備的な戦い方に切り替え、メンバーやシステムを変更して、そのままの勢いで大会に臨んだもの。そして、2018年は、日本サッカー協会が大会3か月前に監督交代という賭けに出て、その危機感をバネに結果を出したものだ。

こうした過去を考えると、ワールドカップ終了直後から次のワールドカップまで4年近い年月を1人の監督に任せるのは少し長すぎるのではないかと僕は思っているのだが……。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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