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【速報 ジロ・デ・イタリア2024】フィニッシュ手前3kmの無印峠でポガチャルを追いかけたナルバエスがステージ優勝/第1ステージ
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【Cycle*2023 ツール・ド・フランス 3週目まとめ】クレイジーなマイヨ・ジョーヌ争奪戦!2年連続の喜びを噛み締めたヴィンゲゴー「今ツールでのタデイとのバトルを、心から称賛している」
ツール・ド・フランス by 宮本 あさかただパリ到着前夜の、ヴォージュ山塊を舞台に繰り広げられたアップダウンパーティーでは、今季限りで引退を宣言しているティボー・ピノが、キャリア最後の独走を心の底から楽しんだ後……ポガチャルが自らの誇りと意地を救うステージ勝利をもぎ取った。4回目のツール参戦で、早くも区間9勝目。3日前に折れた翼を、ル・マルクシュタインの高台で再び広げた。
「今日、ようやく、僕自身を取り戻すことができた。数日間苦しんできたけれど、今日最高にハッピーだ。チームはまたしても素晴らしい仕事をしてくれたし、チームバス内を包む毎日の雰囲気こそが、僕にとっては今大会最高の記憶になるだろう」(ポガチャル)
そしてこの第20ステージ、ポガチャルと同タイム区間3位で終えたヴィンゲゴーが、フィニッシュの瞬間に2年連続のツール・ド・フランス総合優勝を手中に収めた。第5ステージでポガチャルを上回り、翌第6ステージでマイヨ・ジョーヌを着用して以来、頑なに首位の座を守り続けた。一時は手ごわいライバルに9秒差にまで詰め寄られるも、個人としてもチームとしても、まるで動じることはなかった。最終的には2014年大会以来最大となる7分29秒差で、大きな輪を締めくくった。
連覇を成し遂げたヨナス・ヴィンゲゴー
「この3週間クレイジーなバトルが繰り広げられてきたし、見ている人々にとっては、本当に面白いレースになったはず。僕らにとっても同じこと。僕自身も、今ツールでのタデイとのバトルを、心から称賛している」(ヴィンゲゴー)
4年前から続くユンボ・ヴィスマとUAEチーム・エミレーツによるマイヨ・ジョーヌ争奪戦は、これにて2対2の引き分け。またヴィンゲゴーとポガチャルも総合2勝ずつのイーヴンで、仲良くパリへと帰り着いた。シャンゼリゼでは、2020年初参加時から通算して75日間楽しんできた若く無邪気な日々に別れを告げるかのように、ポガチャルがアタックを楽しみ、真のリーダーとして成熟しつつあるヴィンゲゴーは、ユンボ・ヴィスマの仲間たちと共に静かに2年連続の喜びを噛み締めた。
黄ヴィンゲゴー、白ポガチャル、緑フィリプセン、赤玉チッコーネ
1975年から続いてきた伝統のシャンゼリゼステージは、ヨルディ・メーウスのスプリント勝利で一旦幕を閉じた。UAEチーム・エミレーツからポガチャル&アダム・イエーツの2人が総合表彰台に飛び乗り、黄ヴィンゲゴー、白ポガチャル、緑ヤスペル・フィリプセン、赤玉ジュリオ・チッコーネの異なる4色が、凱旋門を背景に、5年ぶりに記念写真に収まった。
1年後の真夏には、地中海岸のニースに、勝者たちを迎え入れる赤絨毯が敷かれる。もちろん、その前に、3週間の激しく熱い戦いが待っている。2024年大会は、6月29日、イタリアのフィレンツェから走り出す。
文:宮本あさか
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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