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サイクル ロードレース コラム 2023年7月9日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第8ステージ】マッズ・ピーダスンが“本職”のスプリントで念願のステージ優勝 「ラストダンス」カヴェンディッシュが落車でまさかのリタイア

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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レジェンドが思わぬ形でプロトンから去ろうとも、レースは続く。先頭3人とメイン集団との差が縮まっていく中で、カスパー・アスグリーン(スーダル・クイックステップ)が前を目指して動きを見せたが、効果的なものとはならず。残り40kmを切ったあたりからはタイム差が1分になり、流れは完全に集団へ。テュルジスが最後のひとりになっても先頭で粘り続けたが、残り8.2kmで集団が飲み込んだ。

「僕としては勝つなら逃げしか選択肢がないんだ。ただ、逃げる目的はそれだけではなくて、暑さの中で積極的に走ることでタフなコンディションへの対処法をチームにフィードバックできるメリットもあるんだ。個人的には良い仕事ができたと思っているよ」(アントニー・テュルジス)

カウンターによるアタックもすべて集団が摘み取って、リーダーチームのユンボ・ヴィスマを中心に最終盤を急ぐ。そんな中、集団内でまたもクラッシュが発生。今度は、個人総合4位でスタートしていたサイモン・イェーツ(チーム ジェイコ・アルウラー)が巻き込まれた。バイクを交換して再出発したが、結果的に47秒の遅れを喫することになる。また、同じく巻き込まれたステフ・クラス(トタルエナジーズ)はリタイアに終わっている。

それをよそに、ハイスピードで突き進む集団。残り5kmからはアルペシン・ドゥクーニンクが前線へ。リドル・トレックは、個人総合争いから遅れたマティアス・スケルモースを牽引役に動員し、主導権争いを激化させる。残り1kmを示すフラムルージュでは、リドル・トレックが先頭を確保し、上り基調のスプリントへ向かった。

最後のコーナーを抜けて、前に出てきたのはユンボ・ヴィスマ。クリストフ・ラポルトの牽きでワウト・ファンアールトが上がってくる。絶好のポジションに立ったように見えたが、左右からアルペシン・ドゥクーニンクのトレインやピーダスンが上がってきて、進路をふさがれてしまう。

「クリストフ(ラポルト)の右側から抜けていく予定だった。僕のスペースを作るために左に寄せようとしたクリストフが動きを封じられてしまったんだ。僕も前に出られず、ブレーキするしかなくなった。もう一度踏み直したけど間に合わなかったよ」(マチュー・ファンデルプール)

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