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サイクル ロードレース コラム 2023年3月19日

【Cycle*2023 ボルタ・ア・カタルーニャ:プレビュー】上れなきゃ始まらない! ワールドツアー屈指の山岳ステージレースは「グランツール前哨戦」の様相

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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アントニオ・ガウディもインスピレーションを受けたモンセラート山

建築家アントニオ・ガウディもインスピレーションを受けたと言われるモンセラート山

第4ステージは今大会最初の平坦ステージ。とはいっても、前日に上ったラ・モリナをもう一度上らないといけないし、2つの3級山岳と何もカテゴライズされない上りがあったりと、それなりにハード。

個人総合争いの形勢がはっきりするのが第5ステージ。最後に上る超級山岳ラ・ポートに尽きる。最後の17.2kmで高度にして965mを一気に駆け上がる。上りが進むにつれて勾配が厳しくなっていくのも特徴的だ。

今大会2回目の平坦ステージにカテゴライズされる第6ステージは、スタート直後から大小さまざまなアップダウンがあって、レース後半には2級と3級1つずつカテゴリー山岳も。高低図にするとのこぎりの歯のようなイメージで、スプリンター向けとは正直言い難い。

そしてフィナーレは今年もバルセロナ。前半で2級山岳を含むいくつかの上りをこなして、後半からは名所・モンジュイックの周回コースへ。6回丘越えをして、大会が閉幕する。

これだけのコースが用意されたとあり、グランツールを見据える猛者たちが集結する。さながらグランツールの個人総合争いである。

五つ星ライダーとして、世界王者レムコ・エヴェネプールスーダル・クイックステップ)と、先のティレーノ~アドリアティコを鮮やかに制したプリモシュ・ログリッチユンボ・ヴィスマ)の2人を挙げたい。エヴェネプールはUAEツアーを制した後、この大会に照準を定めると宣言。ログリッチは急遽参戦したティレーノ~アドリアティコで“まさかの”快進撃。昨年負った肩の大けがからの回復が思った以上に進んでいることを証明した。そして何より、両人ともジロ・デ・イタリアが当面の最大目標。まさに前哨戦である。

ジロ組でいえば、ティレーノ~アドリアティコで個人総合2位に入ったジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)、ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)、ジュリオ・チッコーネトレック・セガフレード)もこの大会を足場に目指すべき本番へとつなげる。

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