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サイクル ロードレース コラム 2022年9月22日

世界選手権男子エリートロードレース展望 | 別府史之のetape par etape

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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タデイ・ポガチャル

タデイ・ポガチャル

●ズバリ、優勝候補は?

ブエルタ・ア・エスパーニャ、そしてカナダのモントリオールとケベックの結果を踏まえて……うーん、どうしよう、迷うな。優勝候補に上げられそうな選手は何人もいますからね。

だけど、GPモントリオールを見て思ったのは、あそこの上りはかなり勾配がきついし、上り距離も少し世界選より長いんですけど……最後にあれだけのスプリントが出来て、しかもワウト・ファンアールトよりも速かったとなると、やはりタデイ・ポガチャルが有利なのかなと。

ポガチャルはツール・ド・フランスでマイヨ・ジョーヌを勝ち取ることはできなかったけれども、それは21日間という長さゆえの疲労もあってのことだったと思うんです。彼本来のパンチャーとしてのポテンシャルを発揮しさえすれば、世界選手権優勝も可能なはずです。

ただ、どうしてもやっぱりブエルタで総合優勝を果たしたレムコ・エヴェネプールの存在も気になります。先ほどグランツールで勝つような選手向きではない、とは言いましたが、レムコは本来ならばワンデーレーサーの気質も持った選手ですよね。

もちろんワウトも狙ってくる。だから今年の世界選手権はベルギー中心に動くと読んでます。まあ例年……去年のベルギー開催でもそうですけど、あまりのプレッシャーに優勝候補たちが脱落していったケースもあるので、そこが、ちょっとね。どれだけ勝てる布陣で行っても、どうチームがサポートするかで変わってくる。組み立てが難しいんですよ。

ワウトは単独で行くパターンも多いですが、もしもスプリントまで持っていってくれたらありがたい、という状況になるのかな。一方のレムコは、上りが終わった後に、みんながお見合いしている隙を突く。例えばリエージュ~バストーニュ~リエージュで優勝した時の走りなんかは、まさにそういった走りでした。相手の隙をついて飛び出し、あとは自分のリズムでタイムトライアルのような走りをしてしまえば、勝率は限りなく上がるでしょう。ワウトというチームメイトがいることによって、その他の選手に縛りを効かせることができるというのも、ベルギーチームにとっては大きい。

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