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サイクル ロードレース コラム 2022年9月22日

世界選手権男子エリートロードレース展望 | 別府史之のetape par etape

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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●今年の世界選手権のコースをどう読みますか?

コースプロフィル

コースプロファイル

スタートしたらまずはシドニー側の東海岸を南下して、平坦を30kmぐらい。その後に大きめの周回を1周ぐるりと回って、そこで1つ大きな山を越えます。そこから小さい周回に入り、17.1kmを12周回。この小さな周回には「コブ」が2つあるんですが、高くても標高が120mくらい……なので、そこまで登ってはいないです。上りの距離自体も短いですね。ただ周回はかなり町の中なので、結構ジグザグしてます。つまりテクニカルなコースでもあります。

展開としては、おそらく、最初の平坦区間と最初の大きな周回で逃げが決まる。それを追うような形で、じりじりじりじり、周回数を減らしていく。エリミネーション的な走りになってくると思います。こういううねうねしたコースでは、コーナーのたびに集団が長く伸びて、プロトンの後ろの方にいると脚を消耗してしまうんですね。だからチームメートに守られ、常にいいポジションで、いかに脚を使わずに周回をこなせるかがポイントです。

ラスト3~4周で「ふるい」がかかり、最終周回で最後の上りを上り切った後に、ハイスピードでフィニッシュまで突入するような感じになるのかな。だからスピードのある選手が有利だと思ってます。グランツールで活躍するような、長い上りが得意な選手というよりも、いわゆるパンチャーと言われるような選手たちに有利なコースプロファイル。最後の勝負どころと言われるようなところで飛び出して、単独で抜け出す、そういう展開になるのではないか。

ただ勝負どころになる山は、距離が短いので、結構まとまったままスプリント勝負になってしまうかもしれません……。この難易度だと、実際、誰にでもチャンスがある。隙をついてアタックががかかった時に、果たして見送ってしまうのか、それともスプリントに向け追走牽引できるか。もちろんアシストを人数残していたほうが断然有利ですから、スプリントに持ち込みたくないチームは、少人数にするためにかなり削るような走りをしてくるでしょうね。その辺りでも展開は変わってきます。

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