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サイクル ロードレース コラム 2022年9月9日

【Cycle*2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ レースレポート:第18ステージ】山頂フィニッシュで赤いジャージのエヴェネプールが勝利「人生の中で新たに成し遂げたこと」

サイクルロードレースレポート by 滝沢 佳奈子
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「アスタナにプレッシャーをかけるために、遠くからトライしたかったんだ。僕は調子が良かったし、遠くから攻めることができた。チームも完璧な仕事をしてくれたしね」(ジョアン・アルメイダ)

しばらくしてマクナルティがこぼれ、アルメイダは一時一人旅となったが、今度は逃げに乗っていた同郷のイヴォ・オリヴェイラが降りてきて、再びの二人旅。集団ではアルメイダから1分18秒のアドバンテージを持つ総合5位のミゲルアンヘル・ロペス擁するアスタナカザクスタンチームが牽引し始めた。

先頭の逃げグループでは、2級山岳をカラパスがトップ通過。「当初はKOMを争うつもりはなかったんだ。ポイント差も大きかったし、争う意味がなかった」とカラパスは語ったが、ヴァインがリタイヤした時点で、カラパスが山岳賞トップの座に立った。

次の山岳へ向かう区間で集団から数名が飛び出す動きも見えたが、全て吸収され、大きな逃げグループのまま、1回目の1級山岳、アルト・デル・ピオルナルへと突入した。すると、上り始めて数km地点でヒュー・カーシーが一人飛び出し、ヘーシンク、セルヒオ・イギータ、エリー・ジェベール、そしてピノがチェイス。ピノとイギータが先に先頭へと合流し、後方からはカラパスが単独で先頭を追うと、追走のジェベールとヘーシンクに合流。3名の先頭と3名の追走グループができあがる。

一方、最初のアルト・デル・ピオルナルに入る頃、後方のUAE二人組は、オリヴェイラが力を使い果たし、アルメイダは一人となった。後方のメインプロトンとの差は50秒ほど。しかし、またしても逃げに乗っていたもう一人のチームメイト、マルク・ソレルがアルメイダの元に降りてきた。

1回目の1級山岳を登り終える少し手前で3名の追走が先頭の3名に合流し、6名の先頭グループとなった。そして追走グループに入っていたカラパスがしっかりと山岳ポイントを先頭通過した。

同じ場所で、さらに後方のメイン集団でも動きが出始めた。ロペスが集団から一人抜け出し、集団をチームメイトがコントロール。大所帯の逃げグループから遅れたヴィンチェンツォ・ニバリが山岳ポイント手前でしきりに後ろを確認していた様子を見る限り、ロペスと合流して二人で下りで抜け出すことを考えたかもしれない。しかし、それは現実には起こらず、ニバリは集団に合流し、牽引の仕事を担うこととなった。先頭から4つ目のグループとなるメインのマイヨ・ロホグループは、山頂付近ですでに10名前後まで人数が絞られていた。

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