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サイクル ロードレース コラム 2022年7月10日

【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第8ステージ】マルチな脚と柔軟な思考 ワウト・ファンアールトが上りスプリントで完勝「グリーンジャージのためにこのステージは大事だった」

ツール・ド・フランス by 福光 俊介
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今大会2勝目のワウト・ファンアールト

今大会2勝目のワウト・ファンアールト

マルチな脚は、考えをも柔軟にさせる。ポイント賞「マイヨ・ヴェール」を目標にすると公言してツール・ド・フランスに乗り込んでいるワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)が、今大会2つ目のステージ優勝。鮮やかな緑を身にまとうため、あらかじめこのステージにマークを記していた。

「グリーンジャージを自分のものにする意味でも、ポイントが多めに稼げるこのステージは大事だった。今日の結果にはとても満足しているよ」(ワウト・ファンアールト)

“ミニ・パリ~ルーベ”の第5ステージ、“アルデンヌクラシック風”の第6ステージ、激坂グラベル「ラ・シュペール・プランシュ・デ・ベルフィーユ」を上った第7ステージと、ドラマが満載だった3日間を終えて、プロトンは今大会4カ国目となるスイスへと向かう。激動の日々から逃げるため...というわけではないけれど、スイス入国デーには、逃げの選手にもチャンスが生まれそうな丘陵ステージが用意されていた。

この日は驚きから始まった。3人の逃げが決まった直後、リアルスタートから9kmのところでメイン集団に大規模落車が発生。半数以上が足止めを食った中には、マイヨ・ジョーヌのタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)も含まれた。レースリーダーをエスコートし集団へと戻したアシスト陣は、後続選手の復帰を待つよう集団全体に呼びかけた。それを無視していたのか、話が聞こえなかっただけなのか、いつまでも牽引をやめなかったフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)が彼らに怒られてしまったのは、ちょっとしたご愛嬌。

落ち着きを取り戻した集団は、先行する3人との差を最大でも3分30秒にとどめ、じわりじわりと迫っていく。フィニッシュまで100kmを残したところでその差は1分台となり、集団はいつでも追いつける状態に。逃げていたうちの1人、フレデリック・フリソン(ロット・スーダル)はこの状況を嫌い、残り55kmで集団にみずから戻った。

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