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【ジロ・デ・イタリア2022 レースレポート:第16ステージ】ジロの名峰モルティローロを制圧したヤン・ヒルトがグランツール区間初勝利「僕は最高に嬉しくて、キャリアを終えたくなんかない!」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか最後は曲がりくねった下り坂を、ヒルトは単独で突き進んだ。今大会初めての雨で濡れた路面で、ハンドルを取られそうになったこともあった。最終ストレートで2回後ろを振り返り、後方アレンスマンとの距離が十分にあることを把握すると、残り50m、ヒルトはついに生まれて初めてのグランツール区間勝利を確信した。
初のグランツール区間勝利を果たしたヒルト
「人生最高の勝利だ。これが僕のキャリアを変える勝利かどうかはわからない。ただ誰かに『自転車選手として何を成し遂げたいか』と問われるたびに、僕は『ジロのステージが勝ちたい、そうしたらキャリアを終えてもいい』と考えてきたんだ。そして、今、僕は最高に嬉しくて、そしてキャリアを終えたくなんかないよ!」(ヒルト)
7秒後にアレンスマンが区間を終え、そして1分24秒後の区間3位は……バルベルデ+3人にまで数を減らしたマリア・ローザ集団が争うことになる。
残り17kmでプールスが「前待ち」体制に入った頃、後方ではバーレーン・ヴィクトリアスが隊列を組み上げ、物凄いテンポを刻み始めた。すぐに総合2位ジャイ・ヒンドレーや3位ジョアン・アルメイダは孤立させられ、残り12km、ポッツォヴィーヴォは改めて遅れ始めた。
ところがバーレーンも、思い通りに作戦が遂行できたわけではない。細い山道を登坂中に、総合6位ペリョ・ビルバオと4位ミケル・ランダが接触。ビルバオは落車し、ランダも一瞬ブレーキをかけざるを得なかった。両者ともにすぐに走り出したが、すでにプールスはいっぱいいっぱいで、ビルバオも直後に脇へそれた。
残り10kmのアーチ手前で、それでもランダはペダルを力強く踏み込んだ。ただカラパスとヒンドレーは問題なく同伴し、アルメイダはいつもどおり一気に距離を開けられつつも、それ以上は決して離されなかった。
上りではヒンドレーもアタックを試みたし、下りに入るとカラパスが加速を畳み掛けた。しかしカラパス、ヒンドレー、ランダの3人組は常にひと塊のまま。アルメイダはいつだって10数秒後ろを黙々とついてきた。
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