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【ジロ・デ・イタリア2022 レースレポート:第16ステージ】ジロの名峰モルティローロを制圧したヤン・ヒルトがグランツール区間初勝利「僕は最高に嬉しくて、キャリアを終えたくなんかない!」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか下りの先で、ところが、逃げは分裂を起こした。総合15位テイメン・アレンスマンを中心に、8選手が先行を始めたのだ。残り85km、ジロの名峰モルティローロの山道へと突入するころには、置き去りにしてきた集団にはすでに1分差をつけていた。
ここでも真っ先に我慢できなくなったのがチッコーネだ。前方集団にボウマンとケムナが滑り込んでいたからこそ、これ以上の余裕を与えるわけには行かない。渾身の加速を切ると、追走に乗り出した。後輪にはカーシーとヒルトが飛び乗った。
モルティローロ
ちなみに2019年の、まさにモルティローロが登場した区間で、チッコーネと共に最後まで逃げたのがヒルトだった。2017年でも、やはりモルティローロ+ステルヴィオがセットの第16ステージで、ジロ初出場のヒルトは逃げていた。U23時代にイタリアで2年間走り、ドロミテの山が大好きなのだという。
奮闘したチッコーネが、あとわずかで前に追いつくというタイミングで力尽きた一方で、カーシーとヒルトは落ち着いて先頭への再合流を成功させた。ライバルが1人減ったおかげで、ボウマンは悠々と2つ目の山頂を先頭通過。山岳賞首位の座を確実にし、青ジャージコレクションを4枚に増やした。
7人にまで数を減らした逃げ集団がモルティローロを越える頃、5分ほど背後のマリア・ローザ集団では、アスタナがイネオス・グレナディアーズから最前列をむしり取った。高速隊列を走らせると、ジロ総合優勝2度のヴィンチェンツォ・ニバリを、得意のダウンヒルアタックへと送り出した!
2016年ジロでは、チーマ・コッピからのクレイジーなまでの下りアタックを成功させ、逆転マリア・ローザをさらい取ったニバリだが、モルティローロの「勾配がきつい側」を下ったこの日は、思うような差もパニックも作り出せなかった。たしかにイネオスのアシスト勢は後方へと吹っ飛んだし、総合5位につけていたドメニコ・ポッツォヴィーヴォは地面に転がり落ちた。
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