人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2021年7月12日

【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第15ステージ】セップ・クスが自身初のツール区間勝利!苦手な暑さも克服したポガチャル「今やすっかり調子よく走れている」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line

中でもポイント賞2位マイケル・マシューズが真っ先に目標を達成した。逃げ集団内でたった1人のマイヨ・ヴェール候補者として、中間スプリントでは当然1位通過を果たした。20ptを収集。2日前には首位マーク・カヴェンディッシュから101ptの遅れを取っていたが、3週目を前に72ptにまで詰め寄った。

山岳賞争いは熾烈だった。なにしろコース上に散らばる4山岳・計35ptを回収しようと、山岳賞1位ウッズ、2位ナイロ・キンタナ、3位ワウト・プールス、4位ワウト・ファンアールトが勢揃いしたのだから!

それにしてもライバルたちを驚かせたのは、ファンアールトが山頂スプリントを仕掛けたこと。総合エースのプリモシュ・ログリッチが負傷リタイアした後、故郷ベルギーメディアは「自由にマイヨ・ヴェールを狙えるのでは?」と書き立てたものだが、むしろモン・ヴァントゥ2重登坂ステージで手にした43ptを元手に、本人はマイヨ・ア・ポワ獲りに興味を抱いたようだ。しかも今ツール最高標高地点、1級アンヴァリラ2408mでさえ、先行したキンタナの背後で2位通過をさらうという衝撃。

険しい山岳コース

険しい山岳コース

「マイヨ・ア・ポワは僕らにとって重要な目標ではない。でも逃げに乗ったから、ポイントを収集する絶好の機会だったんだ。この先また逃げることがあれば、ポイントを獲りに行くよ」(ファンアールト)

1日の終わりに、ファンアールトの山岳賞順位は4位のまま変更はなかった。肝心のジャージの持ち主は、74ptプールスへと移行した。4つ全ての山でポイントをきっちりと積み上げ、7ステージぶりに赤玉ジャージを自らの手元に取り戻したのだ。最終峠で取り損ねたウッズは2位66ptに後退し、アンヴァリラで「アンリ・デグランジュ賞」を手にしたキンタナは、ファンアールトと同ポイント64ptの3位に甘んじる。

「全ての峠で戦わねばならなかった。バトルは激しかったけど、上手くいった。ファンアールトはこの先手強いライバルになるだろうし、最終週は難しいものとなりそうだ。僕はこのジャージのために戦っていく」(プールス)

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ