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【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第15ステージ】セップ・クスが自身初のツール区間勝利!苦手な暑さも克服したポガチャル「今やすっかり調子よく走れている」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか逃げ集団のルーカス・ペストルベルガーも、総合7位の同僚ウィルコ・ケルデルマンのために脚を止めた。なによりユンボ・ヴィスマの前方3人組から、2年前のツールで総合3位ステフェン・クライスヴァイクが、9歳年下のヨナス・ヴィンゲゴーを支えようと後方へ真っ先に帰っていた。またさんざん奮闘したファンアールトは、最終峠ベシャリスの激勾配に差し掛かると同時に前線離脱。さらに一仕事へと向かうのだ。
「スタートからしばらく先の下りが難しいから、出来るだけ前にいるように……という指示に従って走っていたら、なんと3人が前に入っていたんだ。一旦前に入ってからは、エネルギーを貯めつつ、話し合って作戦を立てた。誰が区間を狙いに行くか。誰が後方へと落ち、ヨナスのサポートに回るのか、とね。そして前にいる間は、ワウトとステフェンは僕のために大いに働いてくれた」(クス)
最終峠ベシャリスでも、キンタナの強烈な一発でバトルは始まった。いまだ20人が踏みとどまっていた前方集団は、瞬く間に半分に小さくなった。続いてダヴィド・ゴデュが攻撃を試みる番だった。モン・ヴァントゥの強い日差しの下で体調を崩し、総合争いを断念したもう1人のフレンチクライマーは、共に逃げた2人の同僚の献身を結果で返すべく加速を切った。
しかし、その直後に、ふわり、とクスに飛び出された。勾配11%超の難ゾーンに差し掛かるタイミングだった。26歳の後輪にはすかさず41歳最年長バルベルデも飛び乗った。……しかしフレッシュ・ワロンヌ5回制覇の激坂巧者の脚は、直後に止まってしまう。残り19.6km。クスは完全なる独走態勢へと持ち込んだ。
「最終峠のことは良く知っていた。実はあまりに厳しすぎる山だから、それほどトレーニングで走ることはないんだけど、とにかく序盤がタフだと分かっていた。だからそこで一気に差を開いた。その後も全力で突っ走った。上り部分でバルベルデに止めを刺そうと考えたんだ。でも山頂間際で体力的に苦しくなってしまった」(クス)
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