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【宮本あさかのツール2020 レースレポート】2位ポガチャルを突き放したマイヨ・ジョーヌ「この差で足りるとは思わないよ。まだ厳しいステージが残っている」 / 第17ステージ
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかプロトンが大集団を逃がしたくなかった理由のひとつは、山入り前の平坦区間に……この日も中間ポイントが待ち受けていたこと。それにしても改めてコースの全体図を見ると、どうやら開催委員会は、「ピュアスプリンター」にもマイヨ・ヴェールを争うチャンスを与えたかったし、最後まで走り切ってもらいたかったのだ。今大会1級以上の山岳が登場するラインステージは全部で10区間あるが、うち7ステージで、中間ポイントはステージ序盤の等級付き山岳の前に配置されている。おかげでピュアスプリンターが元気なうちにポイント収集できたし、山を利用して逃げてポイント収集……という手段は今年に限ってはあまり有効ではない。
このアドバンテージをフル活用して、サム・ベネットは総計10日間もマイヨ・ヴェールを満喫している。この日も集団先頭はベネットが仕留め、2番手にはいつも通りに、専属発射台ミケル・モルコフが悠々と滑り込んだ。史上最多7度のポイント賞に輝いたペーター・サガンは、ただ3番手に甘んじるしかなく、両者の間にはいまだ47ptの差が横たわっている。
5人の逃げは、超級マドレーヌの麓で6分のリードを有していた。しかし平坦では比較的のんびり過ごしていたメイン集団が、上りに差し掛かると、タイム差はみるみるうちに縮まっていく。総合7位ミケル・ランダ擁するバーレーン・マクラーレンが、5人で隊列を組み上げ、猛烈なスピードアップを断行したせいだ。全長17kmの山道が終わる頃には、タイム差は1分半にまで縮まっていた。
もちろん前日の勝者と2位、今大会マイヨ・ジョーヌ着用者を含む強豪ぞろいの先頭集団は、力の限り抵抗した。それでもマドレーヌの上りでは、2日連続3度目の逃げが身体に堪えたか、ケムナが脱落していったし、下りではマーティンが、しり込みしてるうちに置き去りにされた。逆に残る3人は、アラフィリップというクレイジーな下り巧者のおかげで、リードを再び2分40秒にまで広げたことも。
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