人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2019年8月30日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第6ステージ結果速報】ヘスス・エラダがグランツール初優勝、総合首位はトゥーンスへ、集団落車でウランやロッシュがリタイア

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
  • Line

写真:コースを熟知していたヘスス・エラダは狙い通り区間優勝を手に入れた


山頂フィッシュ2日目はモラ・デ・ルビエロスからアレス・デル・マエストラットまでの198.9km、2級山岳1つと3級山岳3つを登る大逃げ向けのステージ。ワウト・ポエルス(チーム イネオス)が単独での逃げを試み、2級、3級山岳を先頭通過したあと集団に吸収されカウンターで飛び出した11選手での逃げグループが形成された。

スタートから105km地点で集団落車が発生、ニコラス・ロッシュ(チームサンウェブ)、リゴベルト・ウラン、ヒュー・カーシー(共にEFエデュケーションファースト)、ビクトル・デラパルテ(シーシーシーチーム)がリタイアしている。

11人の先頭グループからツガブ・グルメイ(ミッチェルトン・スコット)が単独で抜け出し、残り距離20kmでネルソン・オリヴェイラ(モヴィスター チーム)が追いつく。メイン集団はアスタナ プロチームがコントロールするもタイム差は6分半まで開き、ヴァーチャルでマイヨ・ロホが追走グループのダビ・デラクルス(チーム イネオス)へ移動した。

最終峠アレス・デル・マエストラット、残り距離4kmで追走グループでアタックがかかり抜け出したディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ)、ヘスス・エラダ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)の2人がグルメイとオリヴェイラを追い抜く。

そのままトゥーンスが先頭でゴール手前200mまで来るとエラダがアタックしそのまま単独フィニッシュ、自身初のグランツール区間優勝を手に入れた。マイヨ・ロホ着用のミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)は5分44秒遅れてフィニッシュ、ステージ2位のトゥーンスが総合首位に躍り出た。

「このステージはトレーニングでよく知っていたので狙っていた、昨日勝利目前だった兄にこの優勝を捧げる、家族とパートナーと、もちろんチームにも。目標だったステージ優勝することができて安心して家に帰ることができる、もちろんこれからもチャンスは狙う」(エラダ、勝利後インタビュー)

第6ステージ結果
1 ヘスス・エラダ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/スペイン)in 04h 43' 55''
2 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 00' 07''
3 ドリアン・ゴドン(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 00' 21''
4 ロベルト・ヘーシンク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)+ 00h 00' 21''
5 ブルーノ・アーミライ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 00' 37''
6 パウェル・ポリャンスキー(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 00' 39''
7 ネルソン・オリヴェイラ(モヴィスター チーム/ポルトガル)+ 00h 00' 45''
8 ジャンルーカ・ブランビッラ(トレック・セガフレード/イタリア)+ 00h 00' 47''
9 ダビ・デラクルス(チーム イネオス/スペイン)+ 00h 00' 50''
10 ツガブ・グルメイ(ミッチェルトン・スコット/エチオピア)+ 00h 02' 35''
・・・
11 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 05' 42''
12 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 05' 44''
13 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 05' 44''
14 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 05' 44''
15 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 05' 44''
16 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 05' 44''
17 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 05' 44''
18 エステヴァン・チャベス(ミッチェルトン・スコット/コロンビア)+ 00h 05' 44''
19 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 05' 44''
20 ジョージ・ベネット(チーム ユンボ・ヴィスマ/ニュージーランド)+ 00h 05' 44''
161 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 22' 52''


個人総合順位
1 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)in 23h 44' 00''
2 ダビ・デラクルス(チーム イネオス/スペイン)+ 00h 00' 38''
3 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 01' 00''
4 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 01' 14''
5 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 01' 23''
6 ロベルト・ヘーシンク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)+ 00h 01' 23''
7 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 28''
8 エステヴァン・チャベス(ミッチェルトン・スコット/コロンビア)+ 00h 02' 17''
9 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 02' 18''
10 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 02' 47''
・・・
11 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 02' 50''
12 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 02' 54''
13 ミケル・ニエベ(ミッチェルトン・スコット/スペイン)+ 00h 03' 26''
14 ジョージ・ベネット(チーム ユンボ・ヴィスマ/ニュージーランド)+ 00h 03' 29''
15 イギータ・ガルシア(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 03' 46''
16 ファビオ・アル(UAEチームエミレーツ/イタリア)+ 00h 03' 47''
28 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)+ 00h 07' 44''
121 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 39' 52''


ポイント賞
1 サム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ/アイルランド)45 pts
2 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)36 pts
3 ファビオ・ヤコブセン(ドゥクーニンク・クイックステップ/オランダ)34 pts


山岳賞
1 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)33 pts
2 イェツ・ボル(ブルゴスBH/オランダ)11 pts
3 ワウト・ポエルス(チーム イネオス/オランダ)8 pts


新人賞
1 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)in 23h 45' 00''
2 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア) + 00h 01' 47''
3 イギータ・ガルシア(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 02' 46''


チーム総合順位
1 モヴィスター チーム(スペイン)in 70h 43' 49''
2 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 00h 00' 15''
3 アージェードゥゼール ラ モンディアルト(フランス)+ 00h 09' 56''


敢闘賞
201 ヘスス・エラダ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/スペイン)


第6ステージのリタイア
51 ビクトル・デラパルテ(シーシーシーチーム/スペイン)
71 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト/コロンビア)
72 ヒュー・カーシー(EFエデュケーションファースト/イギリス)
155 ニコラス・ロッシュ(チームサンウェブ/アイルランド)

第7ステージ 8月30日(金)午後11:00 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間] オンダ > マス・デラ・コスタ 183.2km(山岳)/後半110kmに大小5つの山岳


ステージ詳細

■コースの特徴
ステージの前半と後半はびっくりするほど異なる。序盤75kmは道はほぼ平坦。一方で後半の約110kmには、大小5つの山岳がぎゅうぎゅうに詰め込まれている!

つまり山頂フィニッシュ3日目の戦いは、ステージ半ばから本格的に始まる。エスパダン山塊で3級、2級、3級と立て続けに峠を乗り越え、残り53kmでスタート地オンダを再度駆け抜けたら、プロトンはさらに起伏の厳しい内陸地へと切り込んでいく。フィニッシュ手前20kmでは2級サルト・デル・カバッロ峠を乗り越える。

勝負の最終峠は4.1kmと極めて短い。しかし驚くほどのタイム差が発生する危険性をはらむ。なにしろブエルタ初登場のマス・デ・ラ・コスタへの道は、いわゆる激坂だ。平均勾配は12.3%。上り始めの1kmになだらかなゾーンも存在するが、そこから先は勾配が緩むことは一切なし。最大勾配は25%まで跳ね上がり、ラスト100mまで勾配17.5%と、決して選手たちを甘やしてはくれない。開幕からちょうど1週間の戦いを終え、マイヨ・ロホ争いは大きく前進しているはずだ。


■高低差図

高低差図
J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ