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サイクル ロードレース コラム 2015年7月2日

【ツール・ド・フランス2015/プレビュー】総合優勝候補の4選手の仕上がりは完璧。挑戦者のレベルも高い102回大会がユトレヒトで開幕!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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7月4日に、オランダのユトレヒトで封切られるのは、スリルとサスペンスに満ちたスペクタクル超大作!なにしろ「ファンタスティック・フォー」なんて呼ばれるマイヨ・ジョーヌ候補が、スタートラインに4人並ぶのだ。ディフェンディングチャンピオンのヴィンチェンツォ・ニーバリ、2013年100回大会覇者クリス・フルーム、グランツール7冠アルベルト・コンタドール、そして若きコロンビアの刺客ナイロ・キンタナ。これほど大人数の優勝候補が豪華競演するのは、近年ではめったにない事件だ。

ファンタスティック・フォーの大戦

昨オフ中から4人全員が「ツールを目指す」と宣言していたものだから、2015年シーズンの自転車界はうきうきそわそわと4人の動向を見守ってきた。そして6月のレースシーンを見る限り、どうやら4人が4人ともに準備万端の様子。ハイレベルな激突が繰り広げられることは、ほぼ約束されている。

ニーバリはフレンチアルプスを舞台に繰り広げられたクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで、あえてステージに集中して結果を残した(区間2位、リーダージャージ着用)。6月最後の週末には、昨年に続いて、ナショナルチャンピオンジャージを勝ち取った。つまり昨年同様に、ツールに向けたピーク合わせは完璧だ。フルームはそのドーフィネで2日連続山頂フィニッシュを制し、総合優勝をもさらいとった。山道での恐るべき高速ペダリング+加速能力は健在で、2013年にドーフィネ総合優勝→ツール総合優勝とステップアップしたように、2015年も同じ方式でマイヨ・ジョーヌを取りに行く。

ピレネーの小さなレース、ルート・デュ・シュドを最終調整の場に選んだのはコンタドール。ジロ総合優勝後の休息明けに、難関山岳区間+総合をバキュンと撃ち落とした。1998年のマルコ・パンターニ以来となるジロ&ツールの「ダブルツール」という偉業達成も夢ではなさそうだ。一方のキンタナは、雪の降る3月ティレーノ〜アドリアティコで力強く総合優勝を奪ったが、初夏のルート・デュ・シュドはコンタドールから17秒遅れの総合2位で終えた。全ては下りで離されたせいであり、上りでは涼しい顔でコンタドールの背後に潜んでいた。あくまで「無理しない」的な態度に、一部の自転車関係者は「4人の中で一番怖いのはキンタナ」と囁く。

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