【岐阜女】成長著しい下級生軍団の活躍と粘り強いディフェンスでインターハイ3位の八雲学園を圧倒 | ウインターカップ2022

下級生たちが活躍できるのは、3年生のサポートがあることも大きい。特にベンチから出てくる川崎楓佳は、岐阜女の強みであるディフェンスを体現できる選手。自身の役割を「自分はディフェンスとリバウンド、ルーズ（ボールへの対応）が得意なので、強い気持ちのプレーだと思っています」と語る川崎は、25分25秒間で9点、7リバウンド、2アシスト、2スティールを記録し、攻防両面で貢献した。

3回戦で柴田学園を破れば、岐阜女は準々決勝でインターハイで大敗した大阪薫英女学院と対戦する可能性が高い。10月9日のU18トップリーグでは64対51で勝利している点からすれば、2校の実力は拮抗しつつある。安江コーチは「まだまだ未知数だと思っていて、発展途上の段階です。こういういいことも失敗することも血や肉になると思っていますので、いい経験をさせてもらえることはありがたいことです」とコメントしているものの、八雲学園相手の快勝が下級生中心のチームにとって大きな自信になったのは間違いない。

文：青木崇