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バスケット ボール コラム 2022年12月17日

【2022ウインターカップ女子プレビュー】2020年代突入後に始まった2強、京都精華学園の初優勝か、それとも桜花学園の5連覇か?

ウインターカップコラム by 青木 崇
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京都精華学園と桜花学園が2強を構成しているものの、勝負の世界には絶対などない。この2チームと反対側に入った強豪校たちは、なんとか決勝まで勝ち上がり、バスケ界に大きな衝撃を与えたいという思いで挑んでくるはずだ。

2強に続く勢力の1番手は、ここ6年で準優勝1回、3位が3回という大阪薫英女学院。得点センスとゲームメイクのうまさを兼備した都野七海を軸に、U18トップリーグで平均21.1点、10.4リバウンドと活躍した島袋椛ら、スターターの5人全員が2ケタ得点を計算できる。ローテーションに入っている選手の最長身が174cmと決して大きいチームではないものの、安藤香織コーチが用意した戦術とゲームプランをしっかり遂行できる力は、対戦相手からすれば非常に厄介である。

そんな大阪薫英女学院に立ちはだかるのは、インターハイで30点差の大敗を喫した後、U18トップリーグで対戦した際に64対51で雪辱した岐阜女。桜花学園と京都精華学園に敗れたものの、U18トップリーグを5勝2敗の成績で終えたことは、ウインターカップに向けて大きなプラスだ。3Pシュート力が武器の(糸に白)野夏海、インサイドの核となるジュフ・ハディジャトゥが中心も、司令塔として1年生の林琴美がU18トップリーグで平均5.1アシストを記録するなど、夏以降に大きく成長した。安江満夫コーチがディフェンスのいいチームを作ることに長けている指揮官だけに、190cmというハディジャトゥの高さを最大限生かすことができれば、3年ぶりにメインコートへ戻ったしても不思議ではない。岐阜女にとって最初の難関は、2回戦でインターハイ3位の八雲学園戦になる。

組み合わせ右上の有力校は、昨年の準々決勝で桜花学園に2点差で敗れ、インターハイもベスト8だった明星学園。U18トップリーグでは、コーチ交代や留学生のアダム・アフォディヤの故障による欠場もあり、1勝6敗という成績に終わった。しかし、アフォディヤの高さを生かしてインサイドで優位に立ちながら、昨年からの主力である池田凛と梅村成理が得点源として活躍できれば、昨年以上の成績を残すことも期待できる。

最後に、ここまでで名前が出てこなかったチームによる1回戦の好カードは以下の通り。
・大阪桐蔭対四日市メリノール学院
・聖和学園対埼玉栄
・浜松開誠館対開志国際
 

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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