【ハイライト動画あり】聖カタリナ学園：攻防両面で我慢強く、タフに戦い続けたこと土壇場の逆転劇で津幡を撃破 | ウインターカップ2021 レビュー

残り1分半を切ってから2本のターンオーバーを誘発させた聖カタリナ学園は、1分12秒に瀧野彩春の3Pでついに63対64の1点差まで詰め寄る。残り32秒、ショットクロックが24秒使える状況で津幡のオフェンスになったが、樫本がドリブルしていた東田からスティールを決めると、一気にゴールまでボールを運んでのレイアップで65対64。残り4.8秒からのディフェンスで山本が東田のショットをブロックしたことで、聖カタリナ学園は劇的な逆転勝利で2回戦進出を決めた。

「いつも通りのプレーがなかなかできなかったんですけど、最後は（ゴールへ）強く行くことだったり、ディフェンスから仕掛けてリバウンドやルーズボールで負けないという気持ちで負けなかったことだと思います」とは、土壇場で逆転劇につながるビッグプレーを決めた樫本。津幡の見事なディフェンスもあり、聖カタリナ学園はオフェンスで大苦戦を強いられながらが、「“最後1点でも勝てたらそれでいいからね”と言ったので、よく我慢してやったと思います」という後藤コーチの言葉どおり、最後の最後までハードに戦ったことで手にした勝利だった。

文：青木崇