【2019-20 B.LEAGUE NOTEBOOK 8】ミニインタビュー：木下誠（名古屋ダイヤモンドドルフィンズ　＃31）

大阪学院大出身のルーキー、木下誠は宇都宮ブレックスとの2連戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた。1戦目で13点、2戦目は自己ベストを大きく更新する21点を奪ったことは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズにとって大きな収穫。緩急でディフェンスを抜いて得点機会をクリエイトできる選手として、今後出場機会が増えるかもしれない。梶山信吾コーチが「相手が宇都宮さんだったのでもっと自信になると思います。それはうちにとってプラスです」と語るなど、これからが楽しみな木下に12月8日の試合後、話を聞いた。

Q　この2試合は素晴らしいパフォーマンスを見せました。自身ではどんな印象を持っていますか？
「自分がどこまでやれるかというのがわかった試合だなと思いました」

Q　元々自信を持っていた部分とは？
「自信になったのは最初のシュートのタッチ。今日はいけるんじゃないかなということで思い切りプレーした結果が、この2日間につながったと思っています」

Q　コーチ陣から才能を買われていると思いますが、この週末というか、千葉ジェッツ戦からチャンスをもらうようになり、それを生かしていると思います。今後、伸ばしていきたい部分はありますか？
「伸ばしたい部分と言ったら、プレータイムを平均的な時間にしたいです。少ない時は本当に出ない時間帯もあれば、出る時は今日のみたいに15～20分ということもあるので、その差をなくして常に試合に出られるようにしていきたいと思います」

Q　ディフェンスの厳しいブレックス相手に、今日は21点を記録したことからすれば、ますます自信を持ってプレーできるのでは？
「昨日の感じで今日もできました。1戦目の最初出た時がすごく大事だと思っていたので、自分の持ち味というか、走ることだったり、ドライブしてパスしたり、そういったところができたことは、この2日間よかったのかなと思います」

Q　自分の武器は何だと思いますか？
「スピードです」

Q　チェンジ・オブ・ペースがうまいという印象を持ったんですが…。
「意識しているのが0から100へのスピードを出すこと。緩急を使い分けながらドリブルだったり、抜いたりということを意識しながら練習していると、試合では無意識というか、故意的にできるようになっています。日頃の練習でやっていることが、試合につながっているのかなと思います」

Q　学生時代は相当厳しいマークに合っていたと聞いているので、もしかしたらそれによって自然と全体を見られるようになったという感じですか？
「関西でやっていたころはずっとフェイスガードで、ボールを持たせてもらえない時間帯のほうが多かったです。そういった面で今はボールをもらえているので、やりたいようにというか、ボールをもらってから自分のプレーができるし、それまでが僕は勝負だと思っています。そこは今日と昨日、ボールをもらうところから意識してできたから、自分のプレーができたのかなと」

Q　ピック＆ロールからのパスは自信を持っていますか？
「今日はいいところで1本ミスしてしまったのですが、あれは僕とイシュマエル・レーン選手とずっと同じチームで（練習を）やっているので、あそこは息が合いますし、試合でも意思の疎通、アイコンタクトという部分でお互いわかっているのかなと思います」

Q　一貫した出場時間を得るということ以外で、これからもっと力をつけたい部分を教えていただけますか？
「昨日今日とシュートは入ったのですが、入らない時にどうやってプレータイムを伸ばすかなので、ディフェンスからもっとアグレッシブに。オフェンスにつながるようにディフェンスから入って、チームの勝利に貢献できたらいいなと思っています」