全文公開！Bリーガー独占インタビュー：マックス・ヒサタケ（サンロッカーズ渋谷　#22）

マックス・ヒサタケ（サンロッカーズ渋谷　#22）

開幕直後にライアン・ケリーが故障で戦線離脱という事態に直面したサンロッカーズ渋谷だったが、練習生から契約選手となったマックス・ヒサタケは、高い身体能力とフィジカルの強さ、エナジー満載のプレーでチームに貢献している。跳躍力を生かしたダンクやブロックショットで、チームを勢いづかせることができる点で、ヒサタケの存在は渋谷にとって大きなプラス材料だ。ヒサタケという苗字は、曾祖父が日本人というところから来ている。今回のインタビューでは、Bリーグのことや家族の多様な背景について話を聞いた。 （1月25日取材）

Q NCAAディビジョン3のイリノイ・テックでプレーしましたが、渋谷からのオファーをいつ受け、その時に真っ先に感じたことは何でしたか？
「マンバ・アカデミーでデイビッド・ナース（渋谷のテクニカル・アドバイザー）とワークアウトをした後、初めてオファーをもらいました。デイビッド・ナースとワークアウトするところを見たかったわけですから、チームが僕に興味を持っているとわかりましたし、オファーを受けると直感しました。70％くらい3Pが入ったし、準備はできていると感じたのです。ワークアウトの後はすごく気分がよく、すぐ母に電話しました」

Q Bリーグでプレーすることで最も気に入っていることは？
「ディビジョン3の大学時代にはファンが少なかったので、満員のアリーナの前でプレーできること、かっこいいジャージを着ていること、サポート体制などが本当にうれしいし、ワクワクします」

Q とても身体能力が高く、フィジカルも強いと思いますが、どこから来たのですか？
「たくさんのハードワークから来ています。私は日本人であり、黒人であり、サモア人でもあります。サモアはフィジーやトンガ、カーニバル・オーストラリアの近くにあるポリネシアの島々で、強さに定評があります。そして黒人の遺伝子はジャンプ力に優れ、日本人の遺伝子は瞬発力に優れています。だから、私はその3つのすベてを持っています。人生を通じて何事も一生懸命やっていくことで、毎日うまくなっていくのです」