【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 25】 ミニインタビュー：ジャスティン・キーナン（秋田ノーザンハピネッツ #40）

今季秋田ノーザンハピネッツの大黒柱として奮闘し、平均22.8点がB1全体で3位にランクイン。201cmとフロントラインの選手としては決して大きくないが、120kgという幅のある体格を生かしたフィジカルなインサイド、3Pも決められるシュートレンジの広さは、対戦相手にとって厄介そのもの。栃木ブレックスとのシーズン最終戦で38点、11リバウンドを記録した後、チームのことや日本での1年目について話を聞いた。

Q　来シーズンにチームが向上するためのカギは？
「もっと勝ち星を増やさなければならないのは明らかだけど、今はチームとして何をしなければならないかを言うことができない。私は選手である以上、チームのシステムに則ってやることを全うするしかない。いい土台はあるし、組織もしっかりしているし、選手も揃っていると思うから、うまくいく方法を見つけ出すだけだ。B2から戻ってきてタフな地区で戦うことは、大学で例えるならば1年生がそのレベルに慣れるまで大変さみたいなもので、2年生になればまったく違ったシーズンになる。すべてを話すわけにはいかないけど、選手としてやるべきことをやり、ステップアップしていくだけだ」

Q　B1で活躍できることを示したと思いますが、この1シーズンのプレーについて、自身ではどう評価しますか？
「言葉で表現するのは難しいよ。今季すごくいいゲームはあったけど、チームの結果にプライドを持っている。チーム最優先だよ。もし、平均が13点、2リバウンドであっても、我々がチャンピオンシップを獲得できれば、平均40点、20リバウンドを記録するよりもハッピーになる。自分のパフォーマンスを悲観的には見ていないけど、個人の数字よりもチームの成功が大事だ」

Q　チームの若手に今後期待することは？
「さらなる成長だね。1シーズン戦い抜いてきたわけだし、彼らたちが何を期待されているかわかったはずだし、このレベルのスピードやフィジカルの強さに慣れたはずだ。我々は最もタフなカンファレンスで試合を重ねてきたわけだから、彼らがもっと成長することを期待している。より強くなって戻ってきてほしい。このチームの選手全員が本当に一生懸命に取り組んでいたから、来季はもっとよくなると思っている」

Q　週末に同じ相手と2試合連続で対戦するという日本の特殊なシステムを経験したことに加え、タフな東地区を戦わなければなりませんでした。順応するのに難しさはありましたか？
「ちょっと前かな、2週間ずっと遠征に出ていた。東京、千葉、栃木との対戦だったかな。それらはとても大変な試合だったし、東地区はまちがいなく最もタフな地区なのに、2日連続というのは拍車をかける。彼らは外国籍選手をローテーションできるのも、我々をよりタフな状況にさせていた。我々は若いチームだから、彼らを成長させなければならなかったけど、来季に向けて自信になったと思っている。ハードに戦い続けてきたし、勝てるチャンスのある接戦を落とすことも多かった。来季はそういった試合をモノにしたい」

Q　試合日程に対する心身両面での順応についてはどうでしたか？
「やらなければならないのは、もっと水分補給をしなければならないことだね（笑）。もちろん、しっかり休むこと。土曜日は夜、日曜日は午後の試合になるからね。これはとても厳しかったけど、コーチ陣のいい仕事によって状況を少し修正ができたし、試合に向けた準備としっかり休めるようになったのはよかったと思う」