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バスケット ボール コラム 2019年1月25日

【Bリーグ 2018-19第21節 栃木 vs 川崎プレビュー】#14辻直人が戦列復帰。豊富なローテーションでDF強度を維持し、栃木の強みを抑えたい。

B.LEAGUEコラム by 片岡秀一
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第21節では、初年度のファイナリストであり、地区2位同士である栃木ブレックスと川崎ブレイブサンダースがブレックスアリーナにて対戦する。栃木は1勝差で千葉ジェッツを追いかける立場、川崎は新潟アルビレックスと2勝差。1月30日に直接対決を控えるだけに、2連敗中の栃木から勝利を掴み取って大一番に臨みたい。

栃木は、81対62で勝利したサンロッカーズ渋谷戦で改めてチームの特徴を印象付けた。渋谷は、栃木のPnRに対し、Show Hardで仕掛け、ボールマンの自由を奪うべく奮闘するも、高い連動性と的確なパス回しで回避。ノーマークを創り出し、結果、アシストは27と伸び、3Pシュート成功率は44%。eFG%(3Pシュートの価値を上乗せしたシュート成功率の指標)では55%の高水準を記録。

川崎は、#14辻直人の復帰が大きい。富山戦ではトップの位置で#21バーノン・マクリンとのPnRで自身の3Pシュート、アシストに繋がる素早いパスを披露。決定力の高さ、オフェンスの起点としての卓越した能力を発揮した。この形は、3Pシュートも得意とする#22ニック・ファジーカスが左45度で待ち構える形で、川崎が得意とする布陣。DF側にとっては非常に守りにくい。主力選手の顔触れが変わらず、ともに多くのシーズンを戦う中、コーチ陣も含め、お互いの特徴を活かしあう術も熟知している強みを印象付けた。

また、#14辻の存在は、#7篠山竜青、#0藤井祐眞、存在感を見せつつあるルーキー#4青木保憲らのPG陣のローテーションの選択肢を豊富にし、今まで以上に高い強度のディフェンスを表現する事に繋がる波及効果もある。

両チームの対戦では、川崎のDFが、栃木#13渡邉裕規の体力をいかに削れるかに注目したい。#6比江島慎の加入もあって栃木のオプションが拡がった事は間違えないが、まだまだ日が浅い事もあり、司令塔としての#13渡邊の役割は依然として大きい。#0田臥勇太の負傷欠場の影響もあって出場時間が多くなっているだけに、勝負所で仕事をさせないためにも序盤からの戦いが重要。

もう一点は、栃木の売りでもある#4ジェフ・ギブス、#22ライアン・ロシターのオフェンスリバウンドへを巡る攻防だ。両選手の特徴は、オフェンスリバウンドへの積極的な参加しつつ、トランジションディフェンスでも高い精度を両立できる事。献身的に飛び込み、獲得できなければ直ぐにスプリントバックする姿勢がチームを支えている。川崎#31シェーン・エドワーズが負傷欠場しているだけに、運動量が豊富な#23ジュフ・バンバなどが前節に続いて存在感を発揮できるか否かに注目したい。

代替画像

片岡秀一

埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。

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