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バスケット ボール コラム 2018年12月21日

【Bリーグ 2018-19第15節 琉球 vs 渋谷プレビュー】復調の兆しを見せる渋谷が琉球に挑む。#34ライアン・ケリーを絡めた豊富な布陣が渋谷の武器。インサイドの攻防を巡る琉球の守備戦術に注目!!

B.LEAGUEコラム by 片岡秀一
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琉球ゴールデンキングスとサンロッカーズ渋谷とが対戦する、両チームの前半戦は対照的だ。堅守を武器に西地区1位を走る琉球、その勝負強さは前評判以上ともいえる。対する渋谷は、序盤戦の戦いに苦しんだ。開幕節、アルバルク東京との対戦では大きなインパクトを残すも、その後に苦戦。勝ち星が伸びず、勝久ジェフリーHCも解任する荒療治を選択せざるを得ない状況に陥った。伊佐勉氏をHCに昇格させ、苦境を抜け出し、白星が先行しつつある現在、渋谷にとって琉球に勝利する事は非常に大きな意味を持つ。

抜群のスキルとシュート力を武器にインサイド、アウトサイドの両方で活躍が計算できる#34ライアン・ケリーは渋谷にとって大きな存在。ここでは、ゴール下での守備を支える#0満原優樹、#3ファイ・サンバの献身に触れておきたい。#34ケリー選手がアウトサイドのポジションで出場時には、両選手のゴール下での堅守があってこそ。活躍の幅を広げている#14杉浦佑成と共に、戦況に応じた役割を全う頼もしい存在だ。

対する琉球は、豊富なPG・SG陣に豊富な人材が集まる一方で、ゴール下でのサイズには劣る陣容。特に、#33アイラ・ブラウンを怪我で欠く最近は#51古川孝敏、#24田代直希、#11須田侑太郎らから、2選手が同時に出場。ある種、アンバランスな布陣を採用する時間帯もあるも、身体の強さやハードワーク、弱みをチームで補う的確な戦術を武器に相手のインサイドを守る場面も多数。オフェンスでは正確無比はアウトサイドシュートでマッチアップ選手の脅威になっている事も面白い。

両チームの今シーズンの傾向より、一般的な見立てとしては上記となるだろう。Advantageを持つ部分が明確に異なる両チームの対戦、試合の主導権を握る為、両HC共にスカウティングを基にゲームプランや戦術を用意してくるはず。渋谷がインサイドの豊富なローテーションで優位に立つか、琉球の守備が上回るかが、大きなポイントとなっていくはずだ。

さて、本稿筆者の考える、本対戦の試合の見立てとしては上記である。最後に、渋谷の伊佐勉HCが、琉球と共に10年近く共に歩んできたコーチであり、2016-17シーズン終了後にチームを退団後、HCとして初の凱旋試合である事に触れておきたい。

同氏は、2007年に琉球ゴールデンキングス アシスタントコーチ、2013年にヘッドコーチに就任、bjリーグでの優勝、最優秀コーチ賞など輝かしい戦績を残す。B.LEAGUE初年度には最終節でCS出場を決め、現在の礎を築いた人物。退団リリースの際には「キングスがこれまで歩んできた歴史は、伊佐ヘッドコーチと共に歩んできた10年でもありました。苦労や、勝利の喜びを共にしてきた10年間の献身に心から感謝いたします」と、送り出されたほどだ。伊佐HCにとっても、琉球のホームゲームを埋め尽くす満員のファン・ブースターにとっても、特別な想いと共に迎える一戦になる事が予想されるだけに、その行方や、戦いぶりに注目したい。

代替画像

片岡秀一

埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。

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