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バスケット ボール コラム 2018年11月8日

【Bリーグ 2018-19第9節 千葉 vs 琉球プレビュー】琉球にとっては昨季のリベンジマッチ。激しいディフェンスを武器とする両チームの対戦

B.LEAGUEコラム by 片岡秀一
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B.LEAGUE発足後、いや、その前から、琉球ゴールデンキングスは成長し続けているクラブだ。「沖縄をもっと元気に!」を活動理念に掲げる同クラブは、スポーツが生み出すことの出来る価値を『人が人らしく生きていくために必要なパワー』とし、『興奮・感動・情熱・勇気・希望・夢』の創出を目指すという明確な意思を様々な局面で発信。着実かつ大胆な行動の数々でバスケット界でも存在感を放っている。

ここ数シーズン、大胆な選手補強でオフの注目を集めるが、昨季加入#33アイラ・ブラウン、今期加入#1橋本竜馬、#3並里成らも、クラブの目指すビジョンへの共鳴、ブースター・ファンの存在を口にする事も多い。

強い意思の結実の1つは、第7節、アウェーでのアルバルク東京戦での2連勝ではないか。2016年9月のB.LEAGUE開幕節では連敗を喫した同チームへの2連勝の勝因は、見事な連携の守備を見せた事だ。#1橋本、#14岸本隆一らが同時出場する時間帯のミスマッチも、#12ジェフ・エアーズ選手の絶妙なポジショニングを交えた全体の連動で危機を回避。B.LEAGUE開幕節での連敗を知る#14岸本選手が、語気強く試合後インタビューに応じる姿からは、琉球が過ごしてきた日々の濃密さを物語っていた。

そんな琉球にとって、船橋アリーナでの千葉ジェッツ戦は雪辱したい戦いの1つであるはずだ。昨季B.LEAGUE CSセミファイナル、琉球は同地にて千葉に連敗を喫してシーズンを終えている。アウェーの千葉戦で勝利は、昨季の苦い記憶、前節、ホームでライジングゼファー福岡への敗戦を払拭する意味でも大きいし、チームが掲げる「「興奮・感動・情熱・勇気・希望・夢」を沖縄に届けることも意味する。

千葉#2富樫勇樹、#11西村文男、琉球は#3並里、#14岸本と鮮やかなプレーで強いインパクトを残すプレイヤーを擁する両チームだが、勝敗を分けるのはディフェンスであるというのは本稿筆者の変わらない考え。

昨季、千葉は197cmを誇る#34小野龍猛のサイズの優位性を活かし、勝負所でポストアップを起点にチャンスを拡大。現在、同選手を右手の舟状骨骨折で欠く千葉は、最近の試合傾向のスカティング、自分達のスタイルを基に、新しいアドバンテージを探りながら攻防を進めるはず。そこに対し、琉球の対応がどうなるか。探り合いの序盤から、中盤戦、そして終盤に至るまでの駆け引きは非常に興味深い。

また、両チームの対戦成績の傾向として、千葉のブレイクポイントが目立つ事も触れておきたい。ターンオーバーを誘発してファーストブレイクへと繋げるのは千葉の十八番。前節の栃木ブレックス戦、試合終盤でのターンオーバーもさることながら、ディフェンスにおける戦術遂行ミスとも見受けられる場面が続き、終盤に失速して敗退。琉球は#51古川孝敏、千葉は#27石井講祐、#5田口成浩と、シュート力のある選手を揃えるだけに、DFにおける状況判断ミスは大きな痛手を伴う。40分間、高い集中力を維持した上での戦術遂行が重要。

ここまで、両チームのディフェンスが重要であると書いた。その想いは変わらず、見所であると信じて疑わないが、激しいディフェンスを標榜するからこその、それを打ち破るオフェンスの鮮やかなプレーも際立つのもバスケットボールの醍醐味。前述の4ガード選手、シューター陣の活躍のみならず、千葉#21ギャビン・エドワーズの力強いステップ、琉球#33アイラの豪快なダンクシュート、成長著しい琉球#24田代直希のドライブインなどが、ギリギリの駆け引きの緊張感が生み出す熱狂に期待したい。

代替画像

片岡秀一

埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。

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