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バスケット ボール コラム 2018年10月29日

【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 4】ミニインタビュー:橋本竜馬(琉球ゴールデンキングス #1)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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7シーズン過ごしたシーホース三河を離れ、今季から琉球ゴールデンキングスで新たなチャレンジに挑んでいる橋本竜馬。ビッグゲームの戦いを知る経験豊富なポイントガードは、声を出すことを恐れない積極的なリーダーシップを発揮できる点で貴重な存在であり、琉球がB1制覇という目標達成するために欠けていた部分を埋める重要なピースになるかもしれない。10月24日の大阪エヴェッサ戦に快勝した後、新天地のことなどについて話を聞いた。

Q 沖縄での生活はいかがですか? 「バスケットボールの面でも生活の面でも、自分が住んでいるところがアメリカンな感じ。日本だけど日本じゃないみたいな感じで、なかなかこういうところに来るチャンスはないし、仕事としてここに来られたことをうれしいなというところがあります。まだまだバスケットボールでやっていかなければならないことや、チームとしてアジャストしていかなければならないことがたくさんあると思うので、そこの繰り返しをこれからまだまだやっていかなければならないですね」

Q オンコートのアジャストで難しいと感じている部分は何ですか? 「三河とはまったくバスケットボールのスタイルが違うので、三河でよかった部分をここで出してほしいと思うこともあるだろうし、そこのバランスを見ながら今はどんな状態なのかを試合の中で見極めること。やはり落ち着かせたい時もあるし、アップテンポにやりたい時もあるというバランスですね。そこをどうしたらいいのか? というのはありますけど、佐々(宜央)ヘッドコーチがしっかり教えてくれますし、自分がやりたいバスケットボールを僕に対してしっかり話してくれるので、そういった意味ではやりやすさを感じています。また、そこに向かっていきながら、自分のいいところを出すというのが難しいところですけど、それを楽しみにながらやっています」

Q 平日の20時ティップオフでもたくさんのお客さんが入った中でゲームできることをどう感じていますか? 「やっぱりありがたいと思います。普段の生活でも声をかけられることがすごく多いですし、町の中にキングスがしっかり入っているなという感覚があるので、まだまだこれを大きなものにしていきたいし、自分としてもここへ来たからには、キングス自体を大きなものにしていける一人になれたらなと思っています」

Q 佐々コーチはディフェンスがまだまだで、オフェンスの調子がいいので勝っているというのを気にしていました。コート上でプレーしている選手としてはどんな印象を持っていますか? 「アジャストの部分と自分たちの根本、“キングスはこうやっていく”というところのバランスですね。先ほども言いましたけど。相手に対してキングスとやったらこれだけ食いつかれるといったイメージを毎試合持たすことが、非常に重要だと思っていて、自分たちが目指しているものというのは60試合が終わった時に西地区で1位、もしくは全体で1位を狙いたいと思う。その中でチャンピオンシップ優勝というのがあるので、佐々さんが求めているところと自分たちが求めているところのすり合わせをしっかりしていきながら、毎回毎回ステップアップしていくことがすごく大事だなと思っています。今日の試合で失点が48というのはいいと言えばいいんでしょうけど、まだまだ詰めていかなければならないことがあるし、次の試合では違うスカウティングでやることが出てくるわけなので、そういったことを徹底できる力を60試合でつけていきたいなと思っています」

Q この後、川崎ブレイブサンダース、アルバルク東京、千葉ジェッツとタフな相手との試合が続きますが、長いシーズンのプロセスということでは、いいテストになるのでは? 「本当にそう思います。自分たちの力がどのくらいの位置にあるのかということと、チャレンジャーとして戦うところと難しい試合になると思いますが、それをどう乗り切るかはチームとしてすごく重要なので、できるだけ勝ちにこだわり、勝者のメンタリティをこの期間につけたいと思っています」

Q チームのカラーがはっきり出るかもしれませんね? 「本当にそう思います。ここでバラつくいうではなく、一つの塊として向かっていけるキングスにしたいなと思っています」

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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