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バスケット ボール コラム 2018年4月27日

【Bリーグ 2017-18第30節 横浜 vs 名古屋プレビュー】横浜にとってはホーム最終戦 名古屋にとっては、CS出場を決める重要な道のり

B.LEAGUEコラム by 片岡秀一
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B.LEAGUEも終盤戦、前節の結果で栃木ブレックスがワイルドカードでのCS出場権を掴み取り、CS出場の枠も中地区2位を残すのみとなった。現在、最も近い位置にいるのが名古屋ダイヤモンドドルフィンズだ。新潟との第2戦で勝利して連敗を4で止めると、アウェーで迎えたアルバルク東京戦で価値ある1勝を成し遂げる。その後、アウェーで迎えた同地区の富山グラウジーズ戦で連勝。終盤戦を最高のシナリオで乗り越え、地区2位の座を掴みつつある。

今節がホーム最終戦となるで横浜ビー・コルセアーズ。今季、ここまで名古屋Dには僅差で屈して4連敗。相手が好調だからといって怯むチームではないし、好調だからこそ、倒してやろうと意気込みも強いのではないか。前節、西地区の強豪、京都との初戦で勝利を収めた事からもチームの底力を窺わせる。何よりも、満員のファン・ブースターも彼らを後押しするだろうし、チームを背負う#1川村卓也、#0細谷将司らも全力で応えるだろう。

横浜にとっては、名古屋D#8張本天傑のダイナミックなプレーと正確なシュートタッチはは脅威となる。アウトサイド、インサイドの両方で強みを持つオールラウンダーに対し、どのように封じようとするか。その戦いがゲームの主導権を左右すると言っても過言ではない。

もう一つは、#21笹山貴哉を起点としたピック&ロールだ。大逆転勝利を演じたA東京戦、終盤、ゾーンディフェンスでリズムを狂わすと、リバウンドからファーストブレイクを狙う早いタイミングで積極的に#21笹山へスクリーンをセットする場面が目立ち、チャンスを演出していた。

#21笹山の特徴は、相手ディフェンスに応じた状況判断に長けている事。巧みなフェイクを織り交ぜ、ギリギリまで相手を困惑させた上で、自らのシュート、オープンになっている選手へのパスと決断するスキルの持ち主。A東京戦での#6船生誠也の逆転シュートも、笹山のシュートのこぼれ球からだった。#0細谷、#21田渡凌らが、早い段階で#21笹山から選択肢を奪う必要がある。

最後に、昨年同様、シーズン途中でACからHCに就任した尺野将太氏の言葉を紹介したい。昨年オフ、筆者が主催した「Professionalを目指すバスケットボール勉強会」に登壇をした同氏は、プロコーチを目指す若手・学生コーチに、ACとHCとしての立場の違いを聞かれ、戦術的な事よりも、ブースター/ファンの存在を挙げた。

ACとしてゲームに挑む中でも、勿論、最大限の準備や努力をしてゲームに挑んでいた。しかし、HCとしてゲームを迎えると、試合中に起こった現象に応じて選手起用や戦術の選定をする中で、必然的に、自分の決断がゲームに与える影響が大きくなる。そうであるからこそ、チームの勝利を願って懸命に声援を届けてくれるブースター/ファンに対する責任感や、果たすべき役割の大きくなる。その重要性を、自らの実体験をもとに若いコーチに説いた。

今季、ACとして今シーズンを迎える中では、HCとして試合に挑む中で掴み取った経験を活かす事により、チームに貢献する事柄を増やしたいと意気込みとして語っていた。 横浜にとってはホーム最終戦。名古屋Dにとっては、CS出場を決める重要な道のり。両チームともに、ブースター/ファンへ勝利を届ける為、それぞれの役割で、全力を尽くし準備をし、一つ一つのプレーに魂を込めるはず。両チームの戦いに注目したい。

Bリーグ 2017-18 放送予定

☐ 第30節
4月27日 (金) 午後7:00 生中継
川崎ブレイブサンダース vs. 京都ハンナリーズ
4月28日 (土) 午後2:00 生中継
横浜ビー・コルセアーズ vs. 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
4月29日 (日) 午後3:00 生中継
栃木ブレックス vs. サンロッカーズ渋谷

30節以降の放送予定

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片岡秀一

埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。

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