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野球 コラム 2026年6月19日

【中日好き】レギュラーシーズン再開に向け、ドラゴンズに見えた2つの光明

野球好きコラム by 加賀 一輝
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石川昂弥(ドラゴンズ)

スポーツ界はサッカーワールドカップが大きな話題となっている。日本代表はオランダとの初戦を引き分けて、上々の滑り出し。引き続きの躍進を期待したいところだ。

その裏でプロ野球はセ・パ交流戦を終えて、いよいよレギュラーシーズンが再開へ。交流戦で見えた課題を消化し、残りの試合に臨みたい。本稿では中日ドラゴンズの交流戦最終週の振り返り、ならびに今後の展望を記す。

◆交流戦最終週は2勝4敗

まずは、交流戦最終週の振り返りから。いずれも敵地での6連戦だった。

・6月09日(火):●1-3 千葉ロッテ
・6月10日(水):◯11-4 千葉ロッテ
・6月11日(木):●2-3 千葉ロッテ

週の前半は千葉ロッテと『ZOZOマリンスタジアム』で3連戦を戦い、1勝2敗と負け越した。

初戦と3戦目は接戦で敗れたが、2戦目は序盤から打線爆発。初回に鵜飼 航丞細川 成也の適時二塁打、石川 昂弥の右翼への2ランで一挙5点を先制。2回に1点追加すると、3回には鵜飼が左中間スタンドへキャリア初の満塁弾!3回終了時点で10-0と試合の趨勢を決めた。投げては、櫻井 頼之介が8回3失点の熱投で2勝目をマークしている。

・6月12日(金):●1-3 北海道日本ハム
・6月13日(土):●3-4 北海道日本ハム
・6月14日(日):◯9-5 北海道日本ハム

週末は北海道へ飛び、『エスコンフィールド』で北海道日本ハムと対戦。こちらも1勝2敗で終わった。

千葉ロッテ戦と同様、2敗はいずれも接戦を落としてのもの。土曜の第2戦は、9回2死から鵜飼の2点適時打で追いついてのサヨナラ負けだった。なんとか3タテは阻止した第3戦は、6回終了時で5-5と点の取り合い。試合を決めたのは7回、細川の2ランと石川のソロだった。

交流戦は7勝11敗で終えた。開幕から東北楽天をスイープするなど4連勝を飾ったが、5チームに対して負け越し。福岡ソフトバンクには本拠地で3タテを食らってしまった。今季もパ・リーグの強さが際立つ交流戦だったが、中日としては良いスタートを切っただけに、もう少し勝っておきたかったのが本音だろう。

シーズン通算では64試合を戦い、22勝41敗1分け。5位・広島と3ゲーム差の6位に沈む。上位進出は非常に厳しい状況ではあるが、可能性がある限りは1つでも勝ち星を積み上げてもらいたい。

◆交流戦期間中に見えた2つの光明

交流戦期間中に見えた光明としては2点。打線の新たな軸が出来つつあること、勝ちパターンの整備が整いつつあることだ。

前者は石川と鵜飼。ともに地元・愛知出身のスラッガーで期待を背負う中、ついに一本立ちの瞬間を迎えたかもしれない。

石川は交流戦で打率.281、4本塁打、OPS.907をマーク。いずれもチームトップの成績だ。特にオリックス戦で見せた特大の一発や、長年課題をしてきた160キロ近い速球への対応(アンドレス・マチャドからの二塁打)が印象深い。

鵜飼はチームトップの12打点をマーク。前述の千葉ロッテ戦での大活躍だけでなく、東北楽天戦での右翼ホームランウィングへの一発、北海道日本ハム戦での起死回生の同点打も素晴らしかった。

後者は藤嶋 健人橋本 侑樹吉田 聖弥が安定したピッチングを披露。クローザーの松山 晋也につなぐ役割を担う目処が立ちそうだ。藤嶋は12球団最多タイの10試合に投げて、防御率0.00。橋本は8試合で同1.13、吉田はチームトップの4ホールドを挙げている。

この中でも吉田の成長は大きい。2年目を迎えた左腕は速球の力強さが増して、武器であるチェンジアップの威力も向上。パ・リーグの猛者を相手に結果を残したことは自信にして良い。

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◆レギュラーシーズン再開は巨人戦から

今後の予定は以下の通り。3カード分共有しよう。

・6月19~21日:vs.巨人(東京ドーム)
・6月23~25日:vs.横浜DeNA(岐阜・ぎふしん長良川球場、バンテリンドームナゴヤ)
・6月26~28日:vs.東京ヤクルト(神宮球場)

レギュラーシーズン再開は巨人との対戦からスタート。敵地『東京ドーム』に向かい、セ・リーグ首位チームに襲いかかる。初戦の先発は金丸 夢斗。11日の千葉ロッテ戦から中7日で登板する。

横浜DeNAとの初戦は『ぎふしん長良川球場』で行われる。近年は「年に1度」の岐阜開催で、ここ2年は1勝1分けと負けなし。今季も勝ち星をファンに届けたい。

神宮球場では4月3~5日以来となる東京ヤクルト戦。その時は柳 裕也の完封勝利があったが、1勝2敗と負け越し。今度は勝ち越しを狙っていきたい。

文:加賀一輝/写真:産経新聞社

加賀 一輝

加賀 一輝

1988年3月6日、愛知県生まれ。2016年~23年まで『スポーツナビ』にて編集・編成を担当。在職中に五輪・パラリンピックへの派遣、『Number』『文春オンライン』等への寄稿を経験。24年より独立。スポーツに関するライティング、編集、MCなど幅広く活動する。趣味は草野球で、1週間で20イニング投げることも。Xアカウント

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