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ベイスターズに移籍した尾形崇斗
開幕から約1ヶ月半、シーズン真っ只中のこの時期に、ある意味、驚きの出来事がありました。5月12日、ベイスターズは正捕手格の山本 祐大と、福岡ソフトバンクの尾形 崇斗投手、井上 朋也内野手の1対2の交換トレードが合意したと発表しました。
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山本は京都翔英高校からBCリーグ・滋賀を経て、2017年ドラフト9位でベイスターズに入団。プロ1年目から一軍に昇格し、代打での初打席で本塁打を放ってプロ初安打、初本塁打、初打点を記録しました。
その後は二軍でシーズン盗塁阻止率.619を記録するなど、強肩強打を武器に2021年には51試合に出場。ブレイクを果たしたのが2023年で、この年最多勝と最高勝率のタイトルに輝いた東克樹が登板した試合全てで捕手を務め、最優秀バッテリー賞に選出されるなど、71試合に出場し、規定未到達ながら打率.277、盗塁阻止率.455をマークしました。
2024年には開幕前に行われた欧州代表との試合で侍ジャパンに選出され、シーズンでは故障離脱する終盤まで首位打者争いに加わる活躍で、108試合出場ながらベストナイン、さらに独立リーグ出身の選手では史上初となるゴールデングラブ賞を受賞。今季も11日までチーム捕手陣では最多の28試合に出場していました。
シーズン途中での正捕手移籍は異例と言えますが、そこまでして獲得した2選手はどんな選手なのでしょうか。
尾形崇斗はプロ9年目の26歳。150キロ超の剛球が武器の中継ぎ右腕で、昨季はキャリアハイの38試合に登板して1勝1敗5ホールド。防御率は4.67でしたが、奪三振率は10.64とイニング数を上回る奪三振を記録しています。
福島県の学法石川高校から2017年育成ドラフト1位でソフトバンクに入団し、3年間のファーム生活の後、2020年の開幕前に支配下登録。2023年にはウエスタンリーグで16セーブを挙げて最多セーブを受賞。
2024年は一軍で12試合に登板して防御率2.31、奪三振率は11.57と高い数値を残しています。今季もここまで10試合登板で奪三振率14.25と、高い潜在能力はまだまだ伸び代がありそうで、セ・リーグでのさらなる飛躍が期待されます。
井上朋也は埼玉県の花咲徳栄高校から、2020年ドラフト1位でソフトバンクに入団した内野手。ここまでのプロ6年間の一軍出場は2023年の15試合が最高で、通算28試合にとどまっていますが、昨季は二軍で96試合に出場して、打率.276、6本塁打をマークしています。
選手層の厚いチームで、高卒3年目の2023年には一軍でプロ初本塁打を記録し、クライマックスシリーズでもスタメン出場を果たすなど、将来を期待された選手でした。
2024年にはウエスタンリーグで最多二塁打(23本)を記録し、打点(41打点)はリーグ2位、打率(.288)もリーグ3位の好成績で、昨季は一軍で自身2年ぶりとなる打点も記録しています。
守備は一塁と三塁が主ですが、昨季からは外野にも挑戦しており、新天地で出場機会を得られれば、将来の主軸候補としてのポテンシャルは十分に持っている選手と言えそうです。
今季は投打の主力に故障者が続出し、苦戦が続いているベイスターズですが、正捕手を流出してまでのトレード敢行は、チーム変革に向けての球団の本気度を感じさせると言えそうです。
5月12日の中日戦では、東が松尾汐恩とのバッテリーで、6回無失点の好投で4勝目を挙げ、「次は僕が汐恩を正捕手に育てる気持ち。この勝利は新たなスタート」とコメントしました。
シーズン途中での主力のトレードという、ある意味『劇薬』がチームの浮上につながるのか。今後に期待したいと思います。
文:大久保泰伸/写真:産経新聞社
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大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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