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野球 コラム 2025年6月18日

大谷翔平、公式サイトが「投手復帰で心が躍る3つの理由」を掲載

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平(ドジャース)

遂に大谷翔平が現地6月16日(日本時間17日)のパドレス戦でマウンドに復帰した。

『MLB.com』は現地17日付で「オオタニの投手復帰で心が躍る3つの理由」と題した記事を掲載し、二刀流スターがマウンド復帰で見せたパフォーマンスから、注目すべき3つのポイントをピックアップして伝えている。

記事を投稿したデビッド・アドラー記者は、記事の冒頭で、「月曜夜のショウヘイ・オオタニによる、ドジャースでの投手デビューに全ての注目が集まっていた」と前置き。

「そして、オープナーとして1イニングを投げただけでは、ほとんど内容は分からないため、ボックススコアには特筆すべき点はないものの、オオタニの先発登板を受け、全ての野球ファンは興奮すべきである」とした。

そして、「なぜか?彼の投球は相変わらず素晴らしかったからだ」と伝えつつ、3つの注目ポイントについて詳しく説明した。

同記者が1つ目の重要なポイントして指摘したのは、大谷の球速が上がったという事実。記事では、「投手が肘の手術から復帰すると、球速は落ちるものだが、オオタニの投球はうなりを上げていた」とした。

「彼の球速はケガをする前の2023年と比較すると、全般的に2~3マイル(3.2~4.8キロ)上がっていた」と伝えている。

記事ではチャートでフォーシーム、シンカー、スイーパー、そしてスプリットの球速が2023年よりそれぞれ順に、2.3マイル、2.9マイル、2.9マイル、そして2.7マイル上がっていたことを示しつつ、「単純化し過ぎの嫌いがあるのを承知で書くが、時速100マイル(160.9キロ)で投げるのは良いことだ」としている。

アドラー記者が2点目として挙げたのは、「彼はシンカーを投げる割合を増やした、それもエグいシンカーを」というポイントであり、これについて、「今季のオオタニはシンカーをより多投するだろう。これは彼の投球レパートリーにバランスをもたらす球種だ」と論じている。

記事では大谷が投手復帰戦で投じたシンカーについて、「オオタニのシンカーは平均97.4マイル(156.8キロ)で、垂直方向に25インチ(63.5センチ)落ち、腕側へ15インチ(38.1センチ)曲がっていた。この変化の大きさは2023年と同じだったが、今は球速が約3マイルも速くなっている」とした。

その上で、「特に垂直方向の変化が際立っている。というのも、これだけ速く投じられたシンカーは、通常、そこまでの落差を生み出さないのである。高速シンカーを投げつつ、オオタニと同じだけの落差を生み出せるのは、ポール・スキーンズやエンジェルスのホセ・ソリアーノなど、ごくわずかに限られる」と評している。

3つ目のポイントは「スイーパーの鋭さ」であり、アドラー記者はパドレス戦で大谷が投じたスイーパーについて、「平均球速は86.6マイル(139.4キロ)で水平方向の変化は12インチ(30.5センチ)」と分析。

「これは(2023年より曲がり幅は少ないものの球速の出ていた)2022年版のスイーパーに近く」「曲がり幅がよりタイトだったとしても、球速の速いスイーパーの方が大抵の場合はより効果的だ」とした。

そして、「オオタニのスイーパーはメジャーの典型的なスイーパーよりも断然速く、エグい変化を犠牲にすることなく投げられている」論じている。

J SPORTS編集部

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