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野球 コラム 2025年6月10日

菊池雄星、敵将が「今まで見た中で最高のキクチ」とコメントするピッチングで2勝目

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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菊池雄星(エンジェルス)

エンジェルスの菊池雄星は現地6月9日(日本時間10日)、本拠地エンジェルスタジアムでのアスレチックス戦に先発登板すると、7回1/3、104球を投げ、1安打無失点、5奪三振1四球。

無双レベルの圧倒的な快投で、チームによる7-4の勝利に貢献し、今季2勝目(5敗)を挙げた。ベテラン左腕は軽々とハイクオリティ・スターを達成したこの零封パフォーマンスにより、防御率を2.92と、遂に2点台に向上させた。

◆試合結果
アスレチックス|0 0 0 0 0 0 0 2 2|4
エンゼルス  |0 0 3 1 0 0 0 3 X|7

現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に「エンジェルスのユウセイ・キクチがアスレチックスを圧倒して勝利」と題した記事を掲載。

その中でこの日の菊池の投球について、「キクチは最初に対戦した打者13人を討ち取った」「彼はこの試合で出した2人の走者の両方を5回に出すも、ここを無失点で切り抜け、間違いなく今年最高のパフォーマンスを見せた」と要約。

さらに、「彼が7回を投げ切ったのはこれが初めてであり、先発登板した直近4試合では6回を投げ切れていなかったため、クオリティ・スタート達成も5月12日のパドレス戦以来となった」と、久々の快投だったことを伝えた。

そして、「キクチはこの月曜の試合で見事なコントロールを見せるまで、その4試合の全てで4四球以上を与えていた」と好パフォーマンスの要因を示唆した。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者も同様に、菊池の制球向上に言及しており、試合後に「キクチがストライクゾーンをコントロールし、アスレチックス戦の先発で長丁場を投げる」と題した記事を投稿。

その冒頭で、「今季のユウセイ・キクチは良い投球をしつつも、コントロールに難を抱え、その結果として長丁場を投げられずにいた」と前置きした。

その上で、「しかし、月曜夜のアスレチック戦でキクチは、その点では遥かに優れた投球を見せ、7-4で勝利したエンジェルスタジアムでのシリーズ開幕戦で、シーズンハイの7回1/3を投げるなか、四球をわずか1つしか与えなかった。左腕が許した安打は1本のみだった」と伝えた。

記事によると、ロン・ワシントン監督はこの日の菊池について、「彼は速球を制球していた。スライダーもゾーン内低めに投げていた。あれは昨季の彼の決め球だった。カーブも交えていた。ボールを良く動かしていたね。仕事が早く、素早くアウトを取っていた。それが求められているものだ」と述べたとのこと。

また、記事では敵将のマーク・コッツェイ監督による、「私はキクチのことを長年にわたり何度も見てきたが、これが今まで見た中で最高の投球だった。彼はプレート上の真ん中へボールを投げることなく、速球にスライダーをミックスする見事な仕事をした」とのコメントも伝えている。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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