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野球 コラム 2025年6月4日

菅野智之、7回1失点で5勝目。現地メディアには元巨人のチームメイトがその人柄を語る記事が掲載される

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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菅野智之(オリオールズ)

オリオールズの菅野智之は現地6月3日(日本時間4日)、敵地『Tモバイル・パーク』でのマリナーズ戦に先発登板すると、7回90球を投げ、5安打1失点、5奪三振1四球と、ハイクオリティ・スタートを達成する効率的なピッチングで、チームによる5-1の勝利に貢献し、今季5勝目(3敗)を挙げた。

◆試合結果

オリオールズ|1 0 0 0 1 1 0 0 2|5
マリナーズ |0 1 0 0 0 0 0 0 0|1

これでベテランルーキー右腕の防御率は、規定に達した投手ではチームトップの3.04に改善。そんな名実ともにチームのエースとして素晴らしいパフォーマンスを持続させている菅野について、『MLB.com』は現地3日付で「かつてのチームメイトの目を通して語るスガノの軌跡」と題した記事を掲載し、元チームメイトによる菅野評を紹介している。

今回、菅野についてコメントしたのは、読売ジャイアンツで右腕とともにプレーした経歴を持つテイラー・ヤングマン、スコット・マシソン、ケーシー・マギー、そしてマイルス・マイコラスの4人。

以下は、元チームメイトが語った菅野の人柄と、投手としての評価である。

◆テイラー・ヤングマン

「とにかく仕事に対する姿勢が素晴らしく、若手選手たちの彼に対する尊敬の仕方がすごかった。あそこでは彼こそが、『ザ・マン』(最もすごい人)だったんだ。

他の選手を引き合いに出すのはどうかと思うけれど、投球の技術に長けているという点で言うと、僕はグレッグ・マダックスを思い出すんだ。彼は親指でボールを操ることができ、ボールを右にも左にも下にも動かせる。とにかく、彼はストライクゾーンを自在に操れるんだ」

◆スコット・マシソン

「彼には実力があったし、自信も持っていた。メジャーリーグで投げるには、自信があって、自分の投球に自信を持っていることが重要だと思うんだ。

海外やマイナーリーグから上がってきた選手で、素晴らしい力を持っていながら成功できなかった例を何度も見てきたけれど、それは彼らが自分自身を本当に信じ切れていなかったからなんだ。

初めてスガノに会ったとき、彼が自分の持っている全てものを信じていることが分かったし、日本でナンバーワンになり、最終的にはこっちへ来る運命にあるように見えたよ」。

◆ケーシー・マギー

「彼については、明確な競争心が見てとれた。ただ、かなりの努力家だけど、気を緩めてリラックスし、楽しい時間を過ごすことも見極めることができていたね。

彼は向こうの選手の典型的な投球レパートリーを持っていない、という点でユニークだった。向こうの選手の多くは、フォーシーム、真のカーブ、そして呼び方はなんであれ、スプリットフィンガー、あるいはフォークを投げるんだ。

だけど、彼はツーシーム、カットボール、スライダーを投げる選手だった。フォーシームも時折投げるけれど、とにかく呼び方はなんであれ、日本の伝統的なスプリットチェンジを混ぜ合わせるのとは違った組み合わせだった」

◆マイルス・マイコラス

「向こうでは、言語の壁が大変だったけれど、彼は常にとびきりフレンドリーで、素晴らしいチームメイトだった。それに、僕らは通訳を交え、ピッチングやなんかのことについて、あれこれ話をしていたんだ。とにかく、全体的に素晴らしい人なんだ」。

「(先週ボルティモアで)彼と会ったとき、僕が最初にかけた言葉は、『遅かったじゃないか』だった。そして『君は4年前、いや5年前にここへ来るべきだったんだ』と言ったんだ」。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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