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野球 コラム 2025年4月8日

【横浜好き】開幕から10日、『今季初』がつくプレーでベイスターズのここまでを振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

開幕から10日が経過し、ベイスターズは2カード連続勝ち越しの後、昨季3位の座を争った広島に敵地で3連敗と、波乱含みのスタートになっています。新しいシーズンには「初」が付きものですが、今季も開幕から様々な『初』が記録されています。

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まずは中日との開幕戦、初回に2番に入った牧秀悟がレフトへチーム(以下全て同じ)『初安打』を放ち、4番・オースティンのタイムリー二塁打で『初打点』『初得点』を記録しました。2回には無死1塁から蝦名達夫が『初死球』で1・2塁としましたが、山本祐大が『初併殺打』を記録。

3回には先頭打者の梶原昂希が『初三振』、5回には東克樹が1死1塁から『初犠打』、6回にはオースティンの『初四球』などでつくった1死2・3塁の場面で山本が『初犠飛』で追加点。7回には代打で登場した三森大貴が『移籍後初安打』を放ち、『初盗塁』も決めています。

今季のチーム『初本塁打』が出たのは、開幕3戦目の4回、梶原が中日先発・メヒアからバックスクリーンにソロ本塁打を放ちました。さらに5回には、同じくメヒアから高卒3年目の松尾汐恩がレフトスタンドへ『プロ初本塁打』を記録しています。

この試合では、1点リードの9回に登板した入江大生が無失点に抑えて『プロ初セーブ』を記録。右肩の故障で昨季は一軍登板がなかったプロ5年目の元ドラ1右腕が、今季のチーム『初セーブ』を挙げています。

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カードが変わって、敵地での阪神戦の初戦では、ライトで『移籍後初スタメン』の三森が今季チーム『初の猛打賞』となる3安打、2盗塁の活躍で勝利に貢献。三森は試合終盤には一塁を守るなど、持ち味のユーティリティー性を遺憾無く発揮しています。この試合ではジャクソンが7回1失点の好投で『今季初勝利』、牧が3回に自身通算99本塁打となる『今季初本塁打』をマークしました。

今季初の延長戦で引き分けに終わった第2戦では、ドラフト2位入団の篠木健太郎が8回から3番手として『プロ初登板』。先頭打者の木浪聖也にいきなり二塁打を打たれるなど、1死3塁のピンチを招きましたが、1イニングを無失点に抑えてプロ『初ホールド』を記録しました。

この試合では、今季『初スタメン』となった昨年の日本シリーズMVP・戸柱恭孝が、気迫の一塁ヘッドスライディングでの打点など2安打2打点と活躍し、京田陽太がチームの『代打として初打点』をマークしています。

今季『初先発』のケイが7回無失点の好投、『初勝利』を挙げてカード勝ち越しを決めた第3戦では、3点リードの9回に登板して無失点に抑えた山崎康晃が、『今季初セーブ』を記録しています。

今季初の同一カード3連敗を喫してしまった、敵地での広島との3連戦では、初戦に牧がプロ5年目の選手では球団3人目となる通算100号本塁打を記録しましたが、プロ2戦目の登板となった篠木が、3四死球の乱調で初の押し出し失点、代わったも死球、四球で2者連続の押し出しと散々な結果となってしまいました。

2戦目では田村俊介にプロ初本塁打となるサヨナラ本塁打を浴びた山崎が史上28人目、自身『初となる1球での敗戦投手』に。第3戦では下半身のコンディション不良で登録抹消となったオースティンに代わって『今季初の一軍昇格』となった度会隆輝が5回に代打で登場。サードゴロの間に『今季初打点』を記録しましたが、チームは敗れて『今季初の3連敗』となってしまいました。

開幕からの3カードは4勝4敗1分と五分の成績に終わりましたが、バウアー、オースティンと投打で主軸に期待される両外国人が早くも登録抹消と、不安材料も出てきています。

そして、最大の不安点となりそうなのが、開幕戦での森敬斗の悪送球から、9試合で両リーグワーストの9失策を記録しているディフェンス面でしょう。まだシーズンは始まったばかりですが、『横浜奪首』の悲願達成へ、早急に修正すべき課題が見えてきました。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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