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横浜DeNAベイスターズ
3月18日に第97回選抜高校野球大会が開幕しました。『春のセンバツ』と呼ばれ、球春の到来を告げるこの大会ですが、今大会で優勝候補に挙げられているのが横浜高校です。
ベイスターズのお膝元である神奈川県屈指の高校は、今季プロ21年目を迎える涌井秀章を筆頭に、近藤健介(福岡ソフトバンク)や万波中世(北海道日本ハム)、伊藤将司(阪神)、柳裕也(中日)など、現役選手だけで20人を擁する『プロ輩出高校』としても知られています。
ベイスターズも多村仁や石川雄洋など、数多くのOB選手を輩出しており、現在は筒香嘉智、度会隆輝、松本隆之介の3人と意外に少ない印象もありますが、この選手たちの高校時代、甲子園実績などを調べてみましょう。
昨季ベイスターズに電撃復帰を果たした筒香は、横浜高校では松坂大輔(西武、レッドソックスなど)、高橋建(広島、メッツ)に次いで3人目、野手としては同校初のメジャーリーガーとなった選手で、アマチュア時代からその強打は全国でも有名な存在でした。
和歌山県出身ですが、小学校1年生の時に初めて観戦した夏の甲子園大会が横浜高の試合、しかも春夏連覇を達成した松坂世代のPL学園との「伝説の延長17回の死闘」ということで、感激した筒香少年は、自らの意思で横浜高校への進学を決断。
1年春から4番に抜擢され、甲子園初出場となった2年春のセンバツでは初戦敗退に終わりましたが、夏には準々決勝の聖光学院高校戦で満塁弾を含む、2打席連続本塁打を記録して1試合個人最多タイとなる8打点を挙げるなど、4試合で打率.526、3本塁打、14打点の活躍でベスト4進出を果たしたチームの原動力となりました。
度会と松本は2002年生まれの同級生で、同校は1年夏と2年春に甲子園出場を果たしています。元ヤクルトの選手、度会博文を父に持ち、中学時代はリトルシニア全国大会や、ジャイアンツカップに優勝。
U15日本代表選手にも選ばれていた度会は、横浜高校入学直後から背番号14でベンチ入りを果たし、1年夏の神奈川県大会では主に代打として、9打数7安打のハイアベレージを記録。甲子園では1回戦の愛知産大三河高校戦で初打席初安打を記録しています。
同年秋には二塁手のレギュラーとなりましたが、翌年1月に右足首骨折のアクシデントがあり、2年春のセンバツは代打での1打席のみの出場に終わっています。
松本の甲子園出場は2年春のみで、1回戦の明豊高校戦で当時エースだった及川雅貴(阪神)の後を受け、3回途中から登板しましたが、2回1/3を投げて被安打5、5失点と結果を残せず、チームは初戦敗退となっています。
それでも同年4月には2年生投手でただ1人、U18日本代表候補入りするなど、高い評価を受けて、2020年ドラフト3位でベイスターズ入団を果たしています。
ちなみにこの度会、松本世代は、同級生に今年ドラフト2位ルーキーとして福岡ソフトバンクに入団した庄司雄大や、2023年ドラフト2位で中日に入団した津田啓史、育成選手でも2020年育成ドラフト4位で巨人に入団し、昨季はくふうハヤテに派遣された木下幹也と、プロ選手5人を輩出したいわゆる黄金世代で、それぞれ今後の活躍が期待されています。
他にも昨季までベイスターズに所属し、今季から巨人に移籍した石川達也も横浜高校出身ですが、この世代も同期に藤平尚真(東北楽天)がいました。そして、もう1人、ベイスターズの同校出身選手が、現在は野手コーチを務める鈴木尚典。
2年夏の甲子園に出場するなど、高校通算39本塁打を記録した鈴木コーチは、横浜大洋ホエールズの時代から、ベイスターズでの17年間で2年連続首位打者、日本シリーズMVPなど、華々しい記録を残して横浜高校出身選手として代表的な存在となっています。
文:大久保泰伸
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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