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大谷翔平(エンジェルス)
現在進行形でゲームの歴史を変えている二刀流スーパースター大谷翔平の周囲には、常に大小様々な感嘆符や疑問符が飛び交っている。目下、最大の疑問符はトレードに関するもので、彼の契約(今季終了後に自由契約)や、エンジェルスの微妙な状況(地区首位と6.5ゲーム差の3位にして、目下ワイルドカード争い6番手で同3枠目と4ゲーム差)を鑑みると、それも宜なるかなと言ったところだが、これは飽くまでもトレード最終期限までの「季節もの」である。
一方、「オオタニは今季何本ホームランを打つのか?」という疑問符に関しては、大谷がこのままのペースを持続させれば、シーズン終盤にかけて、その大きさは期待と共にどんどん膨らんでいくだろう。
そんなか、『MLB.com』のアナリストであるマイク・ペトリエロ氏は、現地25日付で「オオタニによる62本塁打への道をプロットする」と題した記事を投稿し、二刀流スターによる今季本塁打数の予想を深掘りしている。なお、断っておくと、これから出てくる数字はいずれも現地7月25日(日本時間26日)の試合を前にしたものであり、大谷が「2番・指名打者」で先発出場しながら無安打に終わった同日の敵地タイガース戦は勘定に入っていない。
まず、記事では現在のペースについて、「オオタニは残りの全試合に出場すれば59本塁打のペースとなっているが、今季これまでと同じ頻度で休むと58本のペース(彼はエンジェルスがプレーした100試合のうち98試合に出場)」と言及。
続いて、アーロン・ジャッジが昨年更新したアメリカンリーグ記録の62本に並ぶには、「62試合で26本塁打を打たなければならないが、これはそこまで並外れたことではない」とした上で、過去にジャッジを含め、これ上回るペースで本塁打を打った例は複数あり、大谷自身も2度これを上回るペースで本塁打を量産していることから(今季7月23日までの直近62試合で28本塁打、2021年5月14日から7月30日までの62試合で27本塁打)、「もちろん簡単なことではないが、手が届かないわけでもない」としている。
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