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【ハイライト動画あり】開幕戦、中盤突き放したENEOS(横浜市)がバイタルネット(新潟市)に勝利。連覇へ向け好発進。都市対抗野球1回戦
野球好きコラム by 大島 和人ENEOS vs. バイタルネット
「第94回都市対抗野球大会」が7月14日(金)に開幕した。初日はナイター1試合のみで、4年連続53回目出場で前回大会優勝のENEOS(横浜市/推薦)が登場。9年ぶり4回目の代表となるバイタルネット(新潟市/北信越代表)と対戦している。
ENEOSはベテラン右腕・柏原史陽、バイタルネットは3年目の左腕・江村伊吹が先発のマウンドを任された。試合はバイタルネットが2回表、柏原に一死から4連打を浴びせる。一死満塁から8番・宮内竜志がライト前にタイムリー安打を放ち2点を先制した。
ENEOSも2回裏、一死満塁のチャンスを作ると、8番・村上貴哉がセンターに犠牲フライ。9番・瀬戸西純が四球を選んで再び満塁にすると、1番・滝澤虎太朗は押し出しの四球を選ぶ。江村は初回に150キロを計測するなど手強い投手だが、ENEOSが制球難を突いてすぐさま同点に追いついた。
バイタルネットは4回表、無死から5番・大橋駿平が四球で出塁。しかし、ENEOSバッテリーは「三振ゲッツー」でピンチの芽を摘む。さらに二死から瀬戸西純のファイプレーも出て、2つの好守が悪い流れを断ち切った。
ENEOSは5回裏、6番・小豆澤誠が一死満塁からライトに犠牲フライを放ち、3-2とリードを奪う。6回表に同点に追いつかれるものの、その直後にビッグイニングを作った。
6回裏、ENEOSは一死から9番・瀬戸西がライト線に運ぶ二塁打で出塁。1番・滝澤がレフト線を破るタイムリー二塁打を打って勝ち越す。キャプテンの2番・川口凌がセンター前のタイムリー安打を放って5-3とする。
さらに3番手の左腕・松田賢大を打ち込んで一死満塁とすると、5番・度会隆輝のショートゴロで1点を追加。そして6番・小豆澤が二死1・3塁からトドメの3ラン本塁打を左中間本塁打に打ち込み、9-3として試合を決めた。この試合の小豆澤は4打点、3得点の大活躍だった。
ENEOSは8回裏にも7番・柏木貢のタイムリー二塁打で1点を追加。9回表は入社3年目の右腕・関根智輝が150キロ台を連発して三者凡退の好リリーフを見せた。10-3の快勝で、初戦を飾っている。
◆試合結果
バイタルネット|0 2 0 0 0 1 0 0 0|3
ENEOS |0 2 0 0 1 6 0 1 X|10
◆投手
・バイタルネット:江村伊吹、●西納敦史、松田賢大、永島 一樹
・ENEOS :柏原史陽、○加藤三範、関根智輝
文:大島和人
第94回 都市対抗野球大会 第1日 1回戦
【ハイライト動画】ENEOS(横浜市))vs. バイタルネット(新潟市)
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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