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大谷翔平(エンジェルス)
二刀流スターが今月の最終ゲームを待たずに、自身の持つ球団月間最多本塁打記録を更新した。
エンジェルスの大谷翔平は現地6月29日(日本時間30日)、本拠地エンジェルススタジアムでのホワイトソックス戦に「3番・指名打者」でスタメン出場すると、9回の第5打席に2ラン本塁打を放ち、今月の本塁打を14本として前述の球団新記録を打ち立てた。しかし、試合は大谷による追撃弾も遅きに失した形となり、7-9で敗れている。
◆試合結果
Wソックス|1 0 6 0 0 0 0 0 2|9
エンゼルス|1 3 1 0 0 0 0 0 2|7
試合に敗れはしたものの『MLB.com』は試合後、速報記事でこの大谷による個人としての功績を伝えており、記事ではセンターのはるか後方へ消えた推定飛距離438フィート(約133.5メートル)の最新弾により、「オオタニによる驚異的な6月に、彼はMLBの全打者でトップの14本塁打、28打点、1.415 OPSをマーク」。
そして、「マウンド上では、30回1/3を投げ、防御率3.26で37奪三振をマーク」したことから「これは平たく言って、球界でも最も素晴らしい選手の1人による最も素晴らしい1ヶ月の1つ」であり、「オオタニによる歴史的なホームランは、このゲームで史上最高の連続期間への画竜点睛となった」と表現した。
記事によると試合後、フィル・ネビン監督は未踏の領域へと突き進む二刀流スターについて、「彼は毎日、いろいろな記録で我々を驚愕させてくれるし、全ては我々の前で起こる。彼はとんでもないタレント(の持ち主)であり、見ていて楽しいよ」と述べたとのこと。
また、同僚のマイク・トラウトは大谷による今月のパフォーマンスに「アメージングな1ヶ月となっている。僕はこんなの今まで見たことないと思う。今後も、再び見ることはないだろう。そして、僕はそれを最前列で見ているんだ。彼のやっていることは、かなり特別だ」とのコメントを寄せている。
現時点でのスタッツを確認しておくと、大谷による29本塁打、5三塁打、66打点、長打率.666、OPS 1.058、被打率.180はいずれも両リーグを通じたMLBトップとなっており(三塁打と打点はトップタイ)、奪三振率(9回あたり)11.99はアメリカンリーグ1位、そして127奪三振は同2位となっている。
J SPORTS 編集部
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