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野球 コラム 2023年4月23日

藤浪晋太郎、3回途中7安打8失点。これがラストチャンスだったのか?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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藤浪晋太郎(アスレチックス)

アスレチックスのルーキー右腕が、先発ローテーションの座を守る上で瀬戸際に追い詰められた模様である。

現地4月22日(日本時間23日)の敵地レンジャーズ戦でメジャー初勝利を期し、今季4度目の先発マウンドに上がった藤浪晋太郎だったが、3回途中7安打8失点、2奪三振3四球でノックアウトされ、今季4敗目(0勝)を喫した。前回登板では改善の兆しを見せた藤浪だったが、今回のメジャー自己ワーストタイの8失点により、防御率は14.40に悪化した。

地元紙『ザ・マーキュリーニュース』は試合後、電子版に「フジナミがまたしても滅多打ちに合うなか、オークランドA'sはテキサスでこてんぱんにやられる」と題した記事を掲載。

その冒頭で、「A'sはオフシーズンのビッグな新戦力であるシンタロウ・フジナミが再び揺さぶられるのを目の当たりにし、テキサス・レンジャーズは土曜の夜にオークランドを18-3で退けた」と試合結果を伝えた。

さらに、この日の右腕のパフォーマンスについては、「フジナミ(0勝4敗)は直近2回の先発登板では改善を見せていたが、今回はメジャーリーグデビューの時と同じ2回1/3で8失点と言う醜い数字をマークした」と簡単に振り返った。

一方、『MLB.com』は試合後に「A'sはフジナミによる最新の荒れた先発登板を経て、オプションを『査定』へ」と題した記事を掲載し、マーク・コッツェイ監督による「フジにとって、これは速球の制球に対する絶え間ない格闘であり、速球に自信を持ち、ストライクへ投げられるかどうかが重要なんだ」。

「今夜の彼は、速球に全く自信がなく、どこに投げられるかについて自信を持っていないのが明白だった。彼はスプリットに頼ったのだが、スプリットは(ゾーンから)外れる投球となる代わりに、ストライクに入る投球となってしまった。それだと、ここは良い打者が揃っているから(難しくなる)」とのコメントを掲載。

続けて「コッツェイ監督はこれから先のフジナミの役割について、球団は査定することになると」とした上で、フジナミは再び先発するかと問われたコッツェイ監督は、「それについては、少し待ってほしい」。

「現時点でのプランは、これから判断すると言うものであり、全てのオプションを検討しているところだ。我々はそれを査定し、決断することになるが、(それが決まるのは)今夜ではない」と伝えた。

今回が藤浪にとって先発ローテーションに残る上でのラストチャンスだったのか否かは、近日中に判明することになりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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