【オリックス好き】人生初の始球式で新たな感謝があふれました。

チキチキジョニー（左：岩見真利／右：石原祐美子）

4月6日(木)京セラドーム大阪での特別始球式。
実は発表される随分前から張り切っていて、相方の岩見や、野球ができる知り合いにも教えてもらいながら週2回のキャッチボール。一週間前からは連日の追い込み練習。
そうして迎えた当日の様子を時系列でお伝えします。

17:00前に京セラドーム大阪に到着。
楽屋に入ると、二着の光輝く開幕ユニフォームが！
岩見の背番号は【いわみ】で183。私は出身地の岡山県新見市にちなんで【にいみ】で213にしていただきました。憧れのオリジナルユニフォームに早くもテンションが上がります。担当の水島さんが丁寧に段取りの説明をしてくださって、17:25から事前キャッチボールをしてもらうためにグラウンドへ。

すでにお客さんがたくさん入って熱気を感じるドームで、野口智哉選手が終始ニコニコ、いや、二ヤニヤ？して相手をしてくれました。野口選手からの返球は下投げで優しくふわっと。それでもプロのボールの力強さを感じてウオッ！

野口智哉選手と

石原さん、野口選手とキャッチボール。岩見さんが見守っています。

私は、遠慮なく本番さながら思いっきり！と思ったら、力みすぎてなんとボールがベンチの中へ(汗)やってもーたー！と焦って即座に「すみません！」と謝った先には太田涼選手と石川亮選手の満面の笑み。え、二人とも天使ですか？
「めちゃめちゃ下手くそですねー！」と緊張をほぐす声かけをしてくれたのは“ラオウ”こと杉本裕太郎選手。佐野皓大選手も奥でめっちゃ笑ってくれてる！気がつけば、選手の皆さんが続々とベンチ入りする時間です。

始球式のキャッチャーを務めてくれた頓宮裕真選手の「任せといてください。僕が帳尻合わせますんで！」もう心強すぎて(感涙)
なんと雰囲気の良いオリックスベンチ。決してチャラチャラしている訳ではなく、研ぎ澄まされていながら、周りへの気遣いを感じて「さすが日本一のチーム。めっちゃ好きやーー！！」と心で叫びました。

キャッチボールが終わり、本番前。横に付いていてくれたのは、みんな大好き球団広報の花木聡さん。
「大丈夫、大丈夫！気楽に楽しんできてください。」
ありがたかったです。もし花木さんいてくださらなかったら、私、緊張のあまり間違えてBsGirlsちゃんの出番の時に一緒に出ていってしまったかもしれません。

球団広報・花木聡さんと

さぁそしていよいよ17:52。特別始球式の時間です。
用意されていた登場曲はガガガSPの【線香花火】。
私たち2人とも大好きな曲で、オリックスファンの師匠、ガガガSP・コザック前田さんの歌声と共に出られるなんて！以前このコラムで取材させてもらったビジョン担当の木寺一樹さんの粋な計らいに、もう鳥肌です。

大好きな比嘉幹貴投手のフォームのマネをさせていただいた後、いよいよマウンドへ。
よし、頑張るぞ！
感謝の気持ちを一球に込めて「えいっ届けー！」と力いっぱい投げたボールは、なんとまぁヒョロヒョロと力なくマウンドの半分ほどで落下。最後はボールだけではなく自分もゴロゴロと、、、。嘘やろ、身体中シップだらけになるほど、あんなに練習したのに、、、いろんな状況を想定して本番に挑みましたが、まさかここまでひどいとは。自分の運動神経の悪さを舐めてました。

こちらの様子が見えていなかったかのように威勢良く響くスタジアムDJ・神戸佑輔さんの「ナーイスピッチーング！」そして暖かいお客さんの笑い声と拍手には心が救われました。
そして一緒にころげてくれたバファローベルちゃんにも。

照れ苦笑いしながら、キャッチャー頓宮選手とバッター太田選手と一緒に記念撮影。

その時です。
ライトスタンドから太鼓の音が！
「よくやった！よくやった！石原！」
なんと応援団さんのコールが。そしてライトスタンドのみなさんの大きな声！
あかーん！泣く泣く泣く！！
ぐっと堪えて思いっきり手を振りましたが、見えていたかな。すごく嬉しくて、そして、ライトスタンドからの応援の声はここまでこんなにも大きく届くんだ、ということを知ることができてまた感動。
ぐしゃぐしゃの顔でベンチ横を通り楽屋へ戻ろうとしたら田口壮コーチが「膝大丈夫？けがしてない？」
もうどんだけ優しいんですか、オリックス・バファローズの世界。

頓宮裕真選手、太田椋選手、バファローブルくん&バファローベルちゃんと

楽屋に戻っておいしいお弁当をいただき、その後はスタンドで試合を見させていただきました。先発・山本由伸投手の好投に、打線も元気で快勝。
何より興奮したのが8回裏、ピンチヒッターで登場した頓宮選手のだめ押しのタイムリーヒットです。隣で見ていた岩見もレモンサワー片手に「すげー！頓宮選手ほんまに帳尻合わせてるやん！しかも試合で！めっちゃかっこええー！！」この日の大ハイライトです。

実は、この始球式のお話いただいた時、頓宮選手にキャッチャーしてもらえたら嬉しいなぁと思っていたのですが、そんなことを本人に言えるわけもなく、しかもオープン戦でけがをされてしまい、開幕に間に合うかどうかをとても心配していたので、この日キャッチャーをしてもらえた上に、この大活躍は本当に嬉しかったです。

そして、家に帰ってからも嬉しい出来事が。オリックスのベンチリポーター・竹村美緒ちゃんがLINEをくれていて「比嘉さんが準備されながらモニターで始球式を見ていらっしゃったそうですよ。『いつも応援していただいて本当にありがとうございます。よろしくお伝えください。』と仰ってましたよ。」
うわーーー！！キャーーー！！神！！
もしかして見られてたら怒られるかもと思いながらも、自分の中の芸人部分が勝ってビールかけをやってしまったというのに、なんてお優しい。。。神よ。これからもずっと応援させてください。

いつもスタンドから見させていただいてるかっこいい選手の皆さんを少し近くで見てみたら、皆さん人柄もかっこよかった。そして、球団スタッフの皆さん、オリックスファンの皆さんの優しさにも大感謝です。今回ボールをキャッチャーミットに届かせたいという願いは叶いませんでしたが、別の形でご褒美がたくさん待っていました。

ただ、いろんな人に手伝ってもらったのにこのままで終わらせるには余りにも悔しすぎるので、投球練習はこれからも続けます。そして、またいつの日か呼んでもらえるよう、本業も頑張るぞ！スローガンは、We can do it！

文：石原 祐美子（チキチキジョニー）