人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2022年10月11日

経験豊富なアストロズvs.21年ぶりのマリナーズ、重量級打線のヤンキース vs.投手力のガーディアンズ 。ア・リーグ ディビジョンシリーズのみどころ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
  • Line

アストロズ vs. マリナーズ

今季のアメリカン・リーグ ディビジョンシリーズ(ALDS)最初の2試合は、第1シードのアストロズが、本拠地トロピカーナフィールドに敵地でブルージェイズを撃破して勢いに乗るマリナーズを迎え、第2シードのヤンキースは本拠地ヤンキースタジアムにて、順当に2連勝でワイルドカードシリーズを勝ち上がった第3シードのガーディアンズと対戦することとなった。

ア・リーグ西地区対決となったアストロズvs.マリナーズのシリーズは、両チームの力関係を考えると、今季レギュラーシーズンで同リーグ最高勝率をマークしたアストロズに対し、21年ぶりにポストシーズンに進出したマリナーズが大番狂わせを狙う構図となるが、ヤンキースvs.ガーディアンズのシリーズは、ヤンキースがレギュラーシーズンの上がり10試合を5勝5敗で終えたのに対し、ガーディアンズは最後の20試合で勝率8割と、驚異的な強さを見せただけに、最終の第5戦までもつれてもおかしくない状況と言えそうだ。

投打に豪華戦力を有するアストロズは、レギュラーシーズンで見せたその強さもさることながら、中心選手の大半がポストシーズンで豊富な経験を持っており、ポストシーズン通算23本塁打、ポストシーズン通算79試合に出場しているホセ・アルトゥーベを始め、ともにに73試合出場のアレックス・ブレグマンとユリ・グリエルなど、歴戦の強者がスターティングラインナップを構成しているという事実が絶対的優位に立つ所以となっている。

さらに、今季完全復活を遂げ、18勝4敗、防御率1.75でサイ・ヤング賞の大本命と目されるジャスティン・バーランダーが第1戦で先発登板するのを皮切りに、アストロズはフランバー・バルデス、ランス・マカラーズJr.、ルイス・ガルシアと、リーグ屈指の先発ローテーションが万全の状態で、ポストシーズン最初のシリーズを迎えることになる。

実際、『MLB.com』も現地10日付で掲載した事前の戦力比較記事において、「3勝1敗でアストロズの勝利」を予想しており、マリナーズにとっては、例えば「ブルージェイズを2タテした勢い」のような副次的な要素が不可欠な状況となっている。

とは言え、今季抜群の安定感を持続させたシアトルのブルペンは、地区王者に勝るとも劣らない陣容となっているため、僅差のまま試合終盤まで我慢し、ヒューストンで1勝を挙げてシアトルに帰ることができれば、面白い展開になるだろう。

ヤンキース vs. ガーディアンズ

一方、東地区優勝のヤンキースと中地区優勝のガーディアンズが対峙するシリーズは、ガーディアンズ投手陣vs.ヤンキース打線という構図になりそうだ。シリーズ初戦で先発登板するガーディアンズのカル・クワントリルは今季、15勝5敗、防御率3.38と申し分ない数字をマークしており、今季ケガから復帰したシェーン・ビーバーは、先発登板した直近14試合の防御率を1.97としており、レイズとのワイルドカードシリーズ第1戦でも、7回3/2を投げ、3安打1失点と圧巻のパフォーマンスを披露している。

先発ローテーション3番手のトリストン・マッケンジーも、今季は勝敗こそ11勝11敗の五分ながら、防御率2.96、そしてWHIP 0.95と、堂々たる数字を残している。また、ブルペンも今季ア・リーグセーブ王のエマヌエル・クラセを始め、ジェイムス・カリンチャク、トレバー・スティーブン、そしてサム・ヘンゲスと、いずれも防御率2点台の信頼できる陣容が整っており、投手陣だけを見ると、戦力、調子ともに、完全にヤンキースを凌駕していると言える。

このガーディアンズ投手陣と、MVP最有力候補のアーロン・ジャッジを始めとするヤンキースの重量級打線の対戦は、確実にエンターテイメント性に富んだ勝負となるだろう。ちなみに、MLB.comが掲載した戦力分析記事では、3勝2敗でガーディアンズの勝利を予想している。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ