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大谷翔平。10勝目はお預け
エンジェルスの二刀流スター大谷翔平は現地7月28日(日本時間29日)、ベーブ・ルール以来の2桁勝利、2桁本塁打達成を期して本拠地エンジェルスタジアムでのレンジャーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。
6回8安打2失点11奪三振と好投するも、打線の援護に乏しく今季6敗目を喫し、104年ぶりの偉業達成は次回登板まで持ち越しとなった。試合はエンジェルスが0-2で敗れ、打者・大谷は4打数無安打と、自身を援護する快音は響かせられなかった。
しかし、このレンジャーズ戦でも6試合連続となる2桁奪三振をマークしたことから、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は試合後、「オオタニがまた1つレジェンドの記録に近づく」と題した記事を投稿。
その冒頭で、「二刀流スターのショウヘイ・オオタニには奪三振が来続けており、木曜のレンジャーズ戦で6試合連続となる10奪三振以上をマークした」とした上で、「彼はこれで、殿堂入り選手であるノーラン・ライアンが1977年に達成した球団記録の7試合連続まで、あと僅か1試合とした」と伝えた。
さらに記事では、「力強い6回を投げ、11奪三振をマークした大谷は、これで2桁奪三振をメジャートップの9先発試合とした」としつつ、「レンジャーズの先発投手、スペンサー・ハワードが防御率を7.11としながらこの試合に臨んだにも関わらず、苦闘するエンジェルスの攻撃がまたも苦しんだことで、試合に敗れた」と、勝つべき試合を落としたことを示唆する文面でチームの敗戦を伝えた。
また、ボリンジャー記者は、「これはオオタニにとって悔しい敗戦であり、彼は2試合続けてマウンド上で得点による援護が得られなかった」とした上で、「来季終了後に自由契約選手となるオオタニは、火曜のトレード最終期限を前に、トレードの噂話にその名前が挙がっている」とした。
そして、「今もオオタニが移籍する可能性は低いままだが、彼は自身のエンジェルスにおける将来についての推論を承知している」と、大谷を巡る微妙な状況について論じている。
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