【ハイライト動画あり】想定外の展開、JR東日本がドラフト候補を打ち崩し大阪ガスにコールド勝ち。都市対抗野球 1回戦

大阪ガス vs. JR東日本

第93回都市対抗野球大会が7月18日に開幕した。第3試合は大阪ガス（大阪市／近畿第5代表）とJR東日本（東京都／東京第3代表）の対戦となった。

大阪ガスが2回裏一死から、5番・皆川仁の本塁打で1点を先制。大阪ガスが早々に得点を加え、しかも先発はドラフト候補の好右腕・河野佳。幸先のいい立ち上がりに思われたが、試合はここから想定外の展開となる。

JR東日本は4回表無死1塁から、5番・佐藤拓也が2ラン本塁打を放つ。6番・渡辺和哉が本塁打で続くと、さらに二死から9番・北野樹もソロ本塁打。「1イニング3本塁打」の猛攻で、4-1と試合をひっくり返した。

JR東日本はその裏、先発の小谷野楽夕が無死1・2塁のピンチを迎えて降板。しかし、2番手の左腕・西居建陽がこの回の攻撃を1失点に抑えて、火消しに成功する。JR東日本は5回表にも一死1塁から4番・山内慧がタイムリー二塁打を放ち、河野をノックアウト。5-2の3点リードで試合の終盤を迎える。

そして8回表、JR東日本の打線が火を吹いた。3番・杉崎成輝が一死満塁から押し出しの四球を選ぶと、4番・山内、5番・佐藤、6番・渡辺、代打・倉石匠己が4連続タイムリー安打を放つ。さらに8番・福武修はレフトに犠牲フライを放ち、この回一挙8得点。13-2と試合を決定づける。山内は4番起用に応え、4打数4安打2打点と打ちまくった。

JR東日本は8回裏、4番手投手に永野将司を起用。全府中野球クラブからの補強選手で、元千葉ロッテの本格派左腕。最速149キロの速球で1イニングを零封した。JR東日本は15安打、13得点と大阪ガスを圧倒。試合は大会規定により、8回コールドで決着している。

◆試合結果

JR東日本｜0 0 0 4 1 0 0 8｜13
大阪ガス｜0 1 0 1 0 0 0 0｜2

◆投手

・JR東日本：小谷野楽夕、○西居建陽、西田光汰、永野将司
・大阪ガス：●河野佳、山本隆広、田中誠也、大宮隆寛、緒方悠

文：大島和人