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野球 コラム 2021年10月18日

史上初の満塁本塁打2本でアストロズを粉砕したレッドソックスが有利?ア・リーグ チャンピオンシップ第3戦展望

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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1勝1敗で第3戦を迎える

アメリカン・リーグ優勝決定シリーズは、アストロズの本拠地ミニッツメイドパークでの第2戦が行われた。試合は序盤に2イニング連続満塁本塁打の猛攻を見せたレッドソックスが、1勝1敗のイーブンとして、本拠地フェンウェイパークでの第3戦を迎える展開となった。

ポストシーズンにおける1チームによる1試合複数満塁本塁打は、この第2戦のレッドソックスが史上初の快挙であり、『MLB.com』によると、ポストシーズンで対戦した2チーム合計の1試合複数満塁本塁打も、これまでは、2005年にアストロズとブレーブスの間で行われたナショナル・リーグ ディビジョンシリーズ第5戦の一例しかない(当時、アストロズはナ・リーグ中地区)。

また、初回と2回の2イニング連続満塁本塁打を達成したチームとなると、MLB史上、レギュラーシーズンでもわずか5例しかないとのこと。

なお、その第2戦で殊勲の満塁弾を打ったのは、J.D・マルティネスとラファエル・デバースだったが、目下、レッドソックス打線を牽引しているのは、昨季ドジャースの一員としてワールドシリーズを制覇したキケ・ヘルナンデスであり、これから幕を開けるボストンでの3連戦でも彼のパフォーマンスが勝敗の鍵を握ることになりそうだ。

と言うのも、ヘルナンデスはこのポストシーズンの直近5試合の打撃成績を25打数15安打、打率.600、長打率1.360、5本塁打、4二塁打、9打点と、歴史的なペースで快音を響かせているのである。実際、“歴史的”というのは大袈裟な表現ではなく、ポストシーズンの5試合での15安打と9長打は何れもMLB史上最多記録となっている。

勢いに乗るレッドソックスは、このポストシーズンにフェンウェイパークで3戦全勝と、ホームで無類の強さを見せているが、第3戦で先発マウンドを任されるエドゥアルド・ロドリゲスがアストロズを決して得意としていないのが気掛かりなポイントとなる。

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