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1勝1敗で第3戦を迎える
アメリカン・リーグ優勝決定シリーズは、アストロズの本拠地ミニッツメイドパークでの第2戦が行われた。試合は序盤に2イニング連続満塁本塁打の猛攻を見せたレッドソックスが、1勝1敗のイーブンとして、本拠地フェンウェイパークでの第3戦を迎える展開となった。
ポストシーズンにおける1チームによる1試合複数満塁本塁打は、この第2戦のレッドソックスが史上初の快挙であり、『MLB.com』によると、ポストシーズンで対戦した2チーム合計の1試合複数満塁本塁打も、これまでは、2005年にアストロズとブレーブスの間で行われたナショナル・リーグ ディビジョンシリーズ第5戦の一例しかない(当時、アストロズはナ・リーグ中地区)。
また、初回と2回の2イニング連続満塁本塁打を達成したチームとなると、MLB史上、レギュラーシーズンでもわずか5例しかないとのこと。
なお、その第2戦で殊勲の満塁弾を打ったのは、J.D・マルティネスとラファエル・デバースだったが、目下、レッドソックス打線を牽引しているのは、昨季ドジャースの一員としてワールドシリーズを制覇したキケ・ヘルナンデスであり、これから幕を開けるボストンでの3連戦でも彼のパフォーマンスが勝敗の鍵を握ることになりそうだ。
と言うのも、ヘルナンデスはこのポストシーズンの直近5試合の打撃成績を25打数15安打、打率.600、長打率1.360、5本塁打、4二塁打、9打点と、歴史的なペースで快音を響かせているのである。実際、“歴史的”というのは大袈裟な表現ではなく、ポストシーズンの5試合での15安打と9長打は何れもMLB史上最多記録となっている。
勢いに乗るレッドソックスは、このポストシーズンにフェンウェイパークで3戦全勝と、ホームで無類の強さを見せているが、第3戦で先発マウンドを任されるエドゥアルド・ロドリゲスがアストロズを決して得意としていないのが気掛かりなポイントとなる。
今季レギュラーシーズンに、ロドリゲスはアストロズ戦で2試合に先発登板しており、何れも試合も4回2/3を投げ、6失点で降板しているのである。試合展開によっては、アレックス・コーラ監督がかなり早めの継投策を打つことも考えられ、そうなると前回登板の雪辱を期す澤村拓一の活躍にも期待したいところである。
一方、シリーズの舞台をヒューストンに戻す上で、少なくともボストンで1勝する必要のあるアストロズは、ホセ・ウルキディがバウンスバックを期す第3戦で先発登板することになるが、こちらは、2021年のレギュラーシーズンにおけるレッドソックス戦では1試合に先発登板しており、その際は6回を投げ、3安打1失点9奪三振と好パフォーマンスを見せている。
また、ウルキディはこれまでアストロズの投手として、ここ2年のポストシーズンで8試合に登板し(うち先発は4試合)、25回2/3を投げて防御率2.81と、10月に安定した成績を残している点も、チームを率いるダスティー・ベイカー監督にとっては心強いところ。
何れにせよ、この第3戦で勝利したチームが一歩先行することになるわけだが、実はレッドソックスは今回のようにリーグチャンピオンシップシリーズの第1戦を落とした2004年、2013年、そして2018年はワールドシリーズを制覇しており、縁起の上では、既にレッドソックスが半歩先行していると言えるかもしれないのである。
J SPORTS 編集部
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