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野球 コラム 2021年10月8日

メジャー最多の107勝も、スターに乏しく「中の上」のベテラン中心、緩〜い強豪ジャイアンツに注目せよ!

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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もっとも、この3人のうち、ポージーは新人王(2010年)、首位打者&MVP(2012年)など輝かしいキャリアを誇る将来の殿堂入り候補者だが、今季は打棒でも貢献しているものの基本的には守備の人(遊撃手)のクロフォードと、強打が求められる一塁手ながら昨季まで20本塁打以上が一度もなかった中距離打者のベルトは、傑出したスターと言えるほどの存在ではない。「なんとかレギュラー」という位置付けで2010年代を生き抜いて、今季は9年ぶりの地区優勝の立役者となったのだ。このことは、選手の入れ替わりが世代交代や移籍の両方で激しいメジャーリーグにおいて、稀有な例と言えるだろう。

ポージー、クロフォード、ベルトは今季終了後FAとなる(追記:クロフォードは8月にジャイアンツと2年の契約延長に合意した)。現地8日から始まるディビジョンシリーズは、ワイルドカードゲームで劇的なサヨナラ勝ちでカージナルスを下した宿敵ドジャースとのマッチアップとなる。その結果がどうなるにせよ、このポストシーズンは、ジャイアンツにとって黄金期から長期低迷まであった、この10数年のひとつの区切りとなるはずだ。

文:豊浦彰太郎

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豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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