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野球 コラム 2021年6月18日

大谷翔平、今季3勝目。本塁打以外の全てを3万人のファンに披露

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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エンジェルスの大谷翔平は現地6月17日(日本時間18日)、本拠地エンジェルスタジアムで開催されたタイガース戦で、フルキャパシティに戻った球場に詰めかけた3万人以上ファンが見守る中、2番・投手として先発マウンドに上がると、6回78球を投げ、5安打1失点5奪三振と好投し、今季3勝目を挙げた。

打者としては1打数無安打、2四球と、快音を響かすことはできなかったが、出塁時は何度か盗塁を試みて全力疾走するなど(何れもファウルなどで帰塁)、ファンを沸かせるプレーを見せた。試合はエンジェルスが7-5で勝利し、投手・大谷の今季成績は3勝1敗、防御率2.70、73奪三振となった。

今季10度目の先発

地元紙『オレンジカウンティレジスター』は、同日付で電子版に掲載した試合の速報記事の冒頭で、「ショウヘイ・オオタニは力強く6回を投げ、テイラー・ウォードは接戦となった終盤に満塁弾を放ち、エンジェルスはエンジェルスタジアムの30,709人の観客の前でタイガースに7-5で勝利した」と報じ、投打それぞれのヒーローを讃えた。

記事では、この日の大谷について、「観客はまたしても、オオタニによるソリッドなパフォーマンスを目撃した」とし、この日のハイライトとして、「この夜、最後の投球となった78球目で、将来の殿堂入り選手であるミゲル・カブレラを三振に打ち取った」と伝えた。

なお、記事では効率良く投げていた大谷が、比較的低い投球数で降板したことについて、「マドン監督は、彼が何度かファウルとなった投球でも走るなど、走塁で多くのエネルギーを使ったからだと述べた」と伝えた、

マドン監督は試合後、「とにかくこの男に、史上最高のシーズンを送らせたいんだ。だから、彼の全体的な健康を危険にさらしたくない。彼がやっているのは投球だけではないのだ。それは人々が理解しなければないことだ」と述べたとのこと。

一方、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で「ファンに活力を与えられたオオタニが、エンジェルスを勝利に導く」と題した記事を投稿。

その冒頭で、「二刀流スターのショウヘイ・オオタニは、フィールドに出る度ごとに、何か途轍もないことをしているようだ」とし、「彼の最新の功績は、エンジェルスの3連敗を止め、待望の勢いを取り戻す連敗ストッパーの役割を果たしたことだった」と伝えた。

記事によると、マドン監督は大谷について、「ショウヘイは彼の持っている才能の全てを披露したようなものだった。彼は本塁打を打ってボールをスタンドまで運びはしなかったが、それを抜かすと、彼は完全なベースボールの試合を見せた」と述べたとのこと。

J SPORTS編集部

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