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2018年も筒香、宮崎、ソトの3連発で逆転負けを喫した。2017年にはレギュラーシーズンで3位のDeNAに14.5ゲーム差を付けてぶっちぎりの優勝をしながら、クライマックスシリーズでは地元マツダスタジアムで、まさかの4連敗で日本シリーズ進出を逃した。
両チームの担当を兼任した時に感じたのが、強くなっていくベイスターズが、その数年前のカープに似ている、ということだった。投打で20代の若手が次々と台頭し、その選手たちが全盛期を迎えていく。
昨季は筒香嘉智の抜けた穴を佐野恵太が埋めたように、誰かがいなくなると、他の誰かが出てきてカバーする。外国人選手の外れが少ない点など、次はベイスターズの順番か、と密かに感じていた。
長い低迷時代からチームが強くなっていく過程も、カープと酷似したところがあった。カープもベイスターズも、初のクライマックスシリーズ出場から2年連続3位となり、優勝候補の前評判で挑んだシーズンは4位に終わった。
“カープの法則”で言えばいよいよリーグ制覇か、と思われた2019年は2位。昨季はまた4位となり、三浦大輔新監督を迎えた今季も、オープン戦は12球団中11位に終わった。
このままベイスターズは終わってしまうのか。否、そんなことは無い。と筆者は考える。いや、考えたい。もちろんその根拠も、ないわけではない。
梶谷の穴を埋めるセンターには、2018年までレギュラーを張っていた桑原将志が復活してきた。後任の1番手として期待された神里和穀はオースティンに代わるライトでの起用が有力だ。
他にも関根大気がオープン戦で打率4割超と好調で、2年ぶりの一軍復帰は確実。オープン戦では結果が出なかったが、将来のクリーンアップ候補の細川成也、機動力を含めた総合力なら乙坂智、右足首クリーニング手術から復活が待たれる蝦名達夫など、候補は数多いる。
ソトが入る予定だった一塁には、大学日本代表で4番を務めたルーキー牧秀悟の開幕スタメンが濃厚に。本職は二塁手の牧が一塁に入ることにより、大和と柴田竜拓の鉄壁の二遊間が形成されることになる。
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