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ベスト4が激突
東京ドームで11月22日に開幕した第91回都市対抗野球大会もいよいよ大詰め。12月2日(水)には準決勝の2試合が開催される。
◆セガサミー(東京都)vs.ホンダ(狭山市)
14時開始予定の準決勝第1試合はセガサミー(東京都)とホンダ(狭山市)の対戦だ。
セガサミーは2018年以来の4強入り。前回大会王者JFE東日本を筆頭にトヨタ自動車、日本生命、東芝と強豪が揃うAブロックから勝ち上がってきた。1回戦は中日ドラフト1位の右腕・栗林良吏が先発したトヨタ自動車を2-0で倒し、2回戦は三菱自動車倉敷オーシャンズ(4○2)、3回戦はNTT西日本(7○2)を退けている。
今季から就任した西田真二監督はPL学園高校出身で、広島カープなどで活躍した元プロ選手。彼の手腕が発揮されているのは、まず補強選手の人選と活用だ。セガサミーは東京都第3代表だったため、補強できるのは「7番手以降」だった。
それでも今大会は無名チーム、JPアセット証券から補強した2番・セカンドの大内信之介が走攻守で大活躍。また、小野田俊介(東京ガス)は3番ライトで起用され、13打数6安打2打点と好調だ。強肩で捕殺も記録しており、やはり攻守で欠かせない存在となっている。
技巧派左腕・三宮舜(明治安田生命)も全3試合に登板し、計6回を投げて無失点。準々決勝のNTT西日本戦は5者連続三振を記録するなど、27歳にしてブレイクを見せている。
既存戦力の用兵も成功していて、NTT西日本戦は今大会初先発の市根井隆成が3打数2安打、吉田高彰が2打数2安打を記録。西田監督の「打ち手」は当たりが続いている。2試合に先発した右腕・草海光貴、クローザー陶久亮太も好調。ホンダ戦に過去最高成績の期待がかかる。
ホンダは都市対抗を過去に2度制している強豪。今大会は1回戦で大阪ガス(12○5)、2回戦でENEOS(3○2/10回タイブレーク)、準々決勝で西部ガス(4○1)を退けて準決勝に勝ち上がってきた。
投手陣は右腕・朝山広憲が2試合、左腕・東野龍二が1試合に先発しており、右腕・福島由登と右サイドハンド橘朋晃もリリーフで好投を見せている。準決勝は間違いなく総力戦で、開田成幸・新監督は彼らをフル活用することになるだろう。
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