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野球 コラム 2020年11月20日

ドラフト上位指名の好投手に注目。都市対抗野球 東京・西関東代表6チーム紹介

野球好きコラム by 大島 和人
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加えて創価大時代にプロからも注目されていた本格派右腕・小孫竜二や、右サイドハンドの山下弘暉らも大卒新人も加わっていて、2人は今回の2次予選でも登板していた。打線は国士舘大から加わった左打者・佐野快斗が予選で11打数5安打(4二塁打)と大活躍。先発から外れた試合もあったが、新人内野手が予選のラッキーボーイとなった。

◆ENEOS(横浜市)

最多優勝の名門が久々の出場

西関東第1代表は5年ぶり50回目の出場となるENEOS(横浜市)だ。都市対抗史上最多の優勝11回を誇り、2012年と13年には連覇も記録している名門だ。東芝、三菱パワー(旧MHPS横浜)に阻まれ、気づくと西関東予選は4回連続敗退となっていた。今年は元近鉄バファローズで、慶應義塾大学の指揮官を務めていた大久保秀昭監督が6年ぶりにチームへ復帰。東芝、三菱パワーを退けて第1代表の座を掴み取った。

藤井聖は大卒2年目の左腕で、楽天の3位指名を受けている。2次予選の東芝戦で先発し、6回3分の1を被安打2、無失点と好投した。最速150キロの本格派で、今大会の注目投手だ。東洋大学では上茶谷大河、甲斐野央、梅津晃大の影に隠れていたが、社会人ではその能力を見せつけている。

リリーフには柏原史陽、江口昌大、大場遼太郎ら本格派右腕が揃っていて、加えて三菱パワーの主戦格も加わった。

2次予選3試合で打率.538、9打点と驚異的な成績を残している3番打者が小豆澤誠。170センチと小柄な二塁手で、上武大学時代は「守備の人」というイメージもあったが、今は打でも貢献を見せている。

◆東芝(川崎市)

東京では打線の爆発に期待

西関東第2代表は12年連続42回目の出場となる東芝(川崎市)だ。西関東2次予選は2試合でわずか1得点と苦しい戦いを強いられた。しかし、三菱パワー戦を福本翼、近藤凌太の継投で1-0と勝利し、1勝1敗で勝ち上がっている。

投手陣は昨年の都市対抗4強入りを支えたダブルエース宮川哲、岡野祐一郎がプロ入りし、例年に比べるとやや陣容が弱い。そんな中で2次予選の2試合はいずれも28歳の福本が先発している。速球が130キロ台前半だが、スリークォーターの独特のフォームがアクセントになる左腕だ。最速150キロの本格派で187センチの大型右腕・近藤凌太もおり、こちらはリリーフで重要な役割を果たすだろう。

打線は今回の2次予選こそ不発だったが、決してレベルが低いわけではない。主将の松本幸一郎、佐藤旭ら侍ジャパン社会人選抜の経験者が複数おり、大舞台でも舞い上がらないキャリアの持ち主が揃う。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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