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野手も好守のショート上川畑大悟、スケールの大きな外野手・向山基生らドラフト候補として名の挙がっていた有力選手が揃う。さらに本大会に向けては東京ガスから笹川晃平ら3名の野手も補強された。
◆セガサミー(東京都)
今年から元広島の西田真二監督が就任
東京第3代表は2年ぶり11回目の出場となるセガサミー(東京都)だ。2次予選では9投手が登板しており、本大会も継投がメインになるだろう。
第3代表決定戦で先発し、7回を零封した右腕が草海光貴。上田西高校から内野手として入社して4年目で、身長168センチという「投手離れ」した変わり種だ。昨年から投手に復帰すると、すぐに台頭してチームの主戦格となっている。140キロ台の速球に加えてスライダーがよく、抜群の制球力も備えている。
森井紘斗は184センチ・94キロの大型右腕で、最速152キロの本格派。右肩の違和感があったと報じられているが、完調ならば今大会の目玉となる。
打線は本間諒が7試合で3本塁打、澤良木喬之が2本塁打と「一発」を期待できる陣容。4番の根岸晃太郎も含めて、本塁打の出やすい東京ドームで活きそうだ。
セガサミーは歴代の指揮官を元プロ野球選手が務めてきたが、2020年からは元広島カープの西田真二監督が就任。その手腕は四国アイランドリーグplusで既に証明済だが、今後の活躍に期待したい。
◆鷺宮製作所(東京都)
最後の1枠で切符を掴んだ
東京第4代表は3年連続15回目の代表となる鷺宮製作所(東京都)だ。過去2大会は東京第1代表だったが、今回の2次予選は3度の敗者復活を乗り越え、最後の1枠を掴んでいる。
第4代表決定戦は大卒2年目の右腕・平川裕太が7イニング、入社6年目の左腕・野口亮太が2イニングを投げる完封リレー。東京ドームでも彼らが鷺宮の「2枚看板」となるだろう。
平川は国際武道大学出身で、同期に伊藤将司(JR東日本)や青野善行(日立製作所)と好投手が揃っていた世代。チームは大学3年、4年と全日本大学野球選手権で準優勝に輝いている。平川は172センチとやや小柄だが、140キロ台後半の速球に威力があり、変化球とのコンビネーションで「三振を奪える」タイプだ。
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